解説
筋肉は人が活動する力の源です。30歳を過ぎたころにもっとも量が多くなり、50代のある時期までは変わりません。ですがその後、何もしなければ毎年1%ずつ減っていってしまいます。
筋肉が減ると疲れやすくなります。「疲れてるから今日はもういいや」と外出を諦めたり、引きこもって過ごすことが多くなります。すると、さらに筋肉が減る悪循環に…。
筋肉を維持するには筋力トレーニングがもっとも効果的です。でも、運動不足の状態で突然行うとケガをする危険も。では、ほかに良い方法はないでしょうか?
ストレッチのいいところは、筋力トレーニングよりも安全に筋肉を減りにくくすることができることなんです。
ふくらはぎなどには、身体を支える大きな筋肉があります。こうした大きな筋肉のストレッチは大事ですが、手首などの小さな筋肉を動かすことも大事です。全身のストレッチをまんべんなく行うと、さらに効果的。筋肉のストレッチで心の筋肉にも活力を送りましょう!
 
                
              <参考文献>
■桜井静香著 講談社
『ジムに通う前に読む本-スポーツ科学からみたトレーニング』
■NSCAジャパン(日本ストレングス&コンディショニング協会)
『座談会:レジスタンストレーニングと高齢者』
              編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
            
統計データ
週に3回以上、手首を含むストレッチをしていない人は、引きこもりがちの生活のリスクが2.99倍になります。
            A: 週に3回以上、手首を含むストレッチをしていますか?
            B: 引きこもりがちの生活を送っていますか?
          
| A | |
|---|---|
| はい | いいえ | 
| 16.7%
                         48人 | 83.3%
                         240人 | 
| B | |||
|---|---|---|---|
| はい | いいえ | はい | いいえ | 
| 3.82%
                       11人 | 12.85%
                       37人 | 39.24%
                       113人 | 44.1%
                       127人 | 
| Z検定値 | 3.09 | 
|---|---|
| オッズ比 | 2.99 | 
| 信頼度 | 99.7% | 
- ・オッズ比
              
 AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
- ・信頼度
              
 信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
 (統計学のZ検定を使用)
 >数値の見かたはこちら
 
             
               
               
               
               
               
                   
                   
                   
                   
                   
                   
                   
                   
       
        