身体を温めて内臓脂肪とさよなら
リスク
5.24倍

身体を温めて内臓脂肪とさよなら

体を冷やすような生活をおくっている人は、高中性脂肪と診断されるリスクが5.24倍になります。

解説

脂肪を効率良く燃焼させるには、「運動をする」「食事制限をする」といったダイエットが必要、と思いますよね。ですが、そもそも根本的なことをいえば、それも“代謝”のプロセスがあってこそ、ですね。

運動・食事制限で脂肪を燃やすときにも、この代謝が進まなくてはうまく脂肪が燃えてくれません。では、代謝を促すにはどうすればよいのでしょうか?

答えはかんたん、「身体を温めれば良い」のです。「そんな単純なことで効果あるの?」と思われるかもしれませんが、これには身体の、特に脂肪燃焼のメカニズムが大きく関係しています。

何も運動せずに、じっと横になっていたとしても、人はエネルギーを使っています。体重が50kgの成人なら、1日にだいたい1500kcalくらいを消費します。これを基礎代謝量といいますが、身体を温めると、なんと一日の消費カロリーの底上げをしてくれるのです。

冬でも夏でも、身体が温かい状態であれば、脂肪がエネルギーを生み出すために燃焼していきます。反対に、冷たいジュースを飲み過ぎたり、冷房の効き過ぎた部屋にいたりするとカロリー消費量は減ってしまうのです。

そんなわけで冷たい飲み物・食べ物は避け、冷房の効き過ぎに注意しましょう。いつでも身体が温かい状態を保つことで、脂肪燃焼と健康につながるのです。

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<参考文献>
■安保徹著 三笠書房
『疲れない体をつくる免疫力』

編集 : 日本健康情報センター


統計データ

体を冷やすような生活をおくっている人は、高中性脂肪と診断されるリスクが5.24倍になります。

A: できるだけ体を冷やさないような生活をおくっていますか?
B: 高中性脂肪と診断されたことはありますか?

A
はい いいえ
54.2%
156人
45.8%
132人
B
はい いいえ はい いいえ
1.39%
4人
52.78%
152人
5.56%
16人
40.28%
116人
Z検定値 3.18
オッズ比 5.24
信頼度 99.8%
集計数:288人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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