お口のトラブルの原因はジャンクフード?
リスク
2.46倍

お口のトラブルの原因はジャンクフード?

ジャンクフードをよく食べている人は、人よりも歯茎から出血しやすくなるリスクが2.46倍になります。

解説

食は体を表す、という格言がありますよね。実は、身体だけでなく歯についても同じことが言えます。普段の食事が、歯肉炎などお口のトラブルの原因を作っている、という事実を知っていましたか?

スナック菓子、炭酸飲料、ファーストフードなど、ジャンクな食べ物は、ずばり歯肉炎の原因。こうした食べ物ばかりを口にしている人は、歯茎から出血するリスクが増えてしまうんです。

歯肉炎とは、プラークと呼ばれる歯石が歯の周りに溜まっていき、炎症や出血、ひどい口臭を引き起こす症状のこと。

「歯を磨くと、きまって出血するんだけど・・・。」という方。これは歯肉炎の典型的な症状です!そのまま放っておくと歯周病に進行する危険性もあります。

ジャンクフードは一般的に、脂質と糖質にかたよりがち。しかも、タンパク質、ビタミン類、ミネラル、食物繊維など体に良い栄養は皆無と言っていいほどです。

こうしたものを食べ続けていると、栄養不足に陥ります。健康な身体なら自然と治るはずの傷も炎症を起こしやすくなります。

ですから、歯肉炎を予防するには食生活から改善するのが早道です。新鮮な野菜や果物、魚介類をバランスよく食事にとり入れましょう。

また、唾液が歯肉炎予防に効果的。歯ごたえのある食べ物はお口の中で唾液をしっかり分泌させる作用があります。小腹が空いたらセロリ、ニンジンなどの野菜スティック、ドライフルーツやリンゴなどをおやつにして、お口のトラブルをスッキリ、解消してしまいましょう。

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<参考文献>
■長尾周格著 三五館
『歯医者が虫歯を作ってる』

編集 : 日本健康情報センター


統計データ

ジャンクフードをよく食べている人は、人よりも歯茎から出血しやすくなるリスクが2.46倍になります。

A: ジャンクフードをあまり食べないようにしていますか?
B: 人よりも歯茎から出血しやすいですか?

A
はい いいえ
57.6%
166人
42.4%
122人
B
はい いいえ はい いいえ
10.76%
31人
46.88%
135人
15.28%
44人
27.08%
78人
Z検定値 3.32
オッズ比 2.46
信頼度 99.9%
集計数:288人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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