口呼吸で歯周病のリスクがアップ!
リスク
2.43倍

口呼吸で歯周病のリスクがアップ!

普段から口呼吸をしている人は、歯周病になりやすくなるリスクが2.43倍になります。

解説

口の中にはおよそ300〜500種類の細菌が住んでいます。これらは普段はあまり悪いことをしませんが、歯みがきが充分でなかったり甘いものを食べ過ぎたりすると、細菌からネバネバした物質が出てきてそれが歯の表面にへばりつきます。このネバネバした物質を、プラーク(歯垢)といいます。

歯周病の原因は、このプラークと言われる口の中の細菌のかたまりです。そして、口呼吸をすると口の中が乾きやすくなるので、プラークが溜まりやすくなってしまうのです。

唾液には口の中をきれいにする働きがあるのですが、口呼吸をしてしまうと唾液が乾燥してしまい、細菌が活動しやすくなってしまうのです。唾液を減らしてしまう口呼吸は、歯周病につながるので要注意です。

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<参考文献>
■特定非営利活動法人日本歯周病学会、医歯薬出版株式会社
『歯周治療の指針2015』

■特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会
『歯周病について』

執筆 : 管理栄養士キクチエミコ
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

普段から口呼吸をしている人は、歯周病になりやすくなるリスクが2.43倍になります。

A: 普段、口呼吸をしないようにしていますか?
B: 歯周病ですか?

A
はい いいえ
60.5%
187人
39.5%
122人
B
はい いいえ はい いいえ
7.44%
23人
53.07%
164人
10.03%
31人
29.45%
91人
Z検定値 2.97
オッズ比 2.43
信頼度 99.7%
集計数:309人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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