しつこい口内炎、ポテトチップスのせい!?
リスク
2.58倍

しつこい口内炎、ポテトチップスのせい!?

ポテトチップスを食べている人は、口内炎ができるリスクが2.58倍となります。

解説

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食べることがつらくなる病気、それが口内炎です。「食べたいけど口の中が痛い!」という悪夢のような症状ですよね。

口内炎は、見た目は白っぽいおできのようなもので、できる箇所はほおの内側や舌の裏側、歯ぐきなどさまざまです。口内炎がある状態で食べ物が口に入ると、飛び上がるような強い痛みがあります。症状にもよりますが、完治まで2週間ほどかかってしまうことも。

口内炎の原因として疲れや睡眠不足、ビタミン不足などが知られていますが、それだけでなく、刺激が強い食べ物もその原因のひとつ。例えば、ポテトチップスやチョコレートなどが、口の中に傷をつけてしまうことで起こる場合もあるんです。しつこい口内炎でお困りなら、これらの食べ物を口にしていないかどうか、一度は食生活をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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意外に多い?口内炎の原因

口内炎がひとつできると、連鎖して次々とできてしまった、という経験はありませんか?また、いつのまにかできてしまい、食べ物を口に入れたときに驚くほど痛い思いをした、という人も少なくないでしょう。しかも完治するまで2週間もかかる場合があり、その間は憂鬱でしょうがないですよね…。口の中なので薬も塗りにくいし、できるだけ触れないように食事に気をつけるくらいしか方法はありません。普通の食事を取ることも難しいケースもあります。

口内炎は消化器などの病気が原因で起きることもありますが、他の病気と関係しない一般的な口内炎を“アフタ性口内炎”といいます。大きさは2~10mmほど、見た目は白っぽい丸いおできのようなものです。これがほおの内側や舌の裏側、歯ぐきなどさまざまな場所にできます。原因の特定は難しいのですが、疲れや睡眠不足、ビタミン不足があげられます。さらには義歯が口の中を傷つけるから、という説もあります。

日本では、義歯などのせいにされている口内炎ですが、一方でアメリカでは、口内炎というとまず「刺激が強い食べ物を疑え!」といわれるそう。刺激が強い食べ物とはポテトチップスやチョコレートなどで、これらが口の中を傷つけるケースがあるのだそうです。

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食生活を記録してみよう

口内炎と食べ物には深い関係性があります。アメリカの医師による健康情報サイトAllina Healthによれば、特にポテトチップスは口内炎を引き起こす原因になりえると指摘しています。日本では、「とんかつなど揚げ物の衣のきめが荒くて口の中が痛い」なんていう話がありますが、パリパリに揚げた食べ物は口の中に優しくないのかもしれませんね。

口内炎が気になるときは、食べた物や口内炎ができたタイミングなど、食生活をメモ程度でよいので記録してみましょう。食べたものを記録することによってポテトチップスと口内炎の関係性や、ほかの口内炎が起きやすい食べ物が明らかになるかもしれません。

口内炎のきっかけが分かれば、その食べ物をしばらくやめればよいのですから、しつこい口内炎からサヨナラできるはずです。

また、口の中に入れるものとして、食べ物だけでなく歯磨き粉があります。“ラウリル硫酸ナトリウム”という合成界面活性剤が入ったものは口内炎を悪化させる可能性があるため、なるべく使用しない方がよいでしょう。

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<参考文献>
■Allina Health : Canker sores (口内炎)
『Canker sores』

編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

ポテトチップスを食べている人は、口内炎ができるリスクが2.58倍となります。

A: ポテトチップスを食べないようにしていますか?
B: 人よりも口内炎ができやすいですか?

A
はい いいえ
51.0%
147人
49.0%
141人
B
はい いいえ はい いいえ
5.21%
15人
45.83%
132人
11.11%
32人
37.85%
109人
Z検定値 2.87
オッズ比 2.58
信頼度 99.5%
集計数:288人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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