解説
歯並びとイビキ、実は深く関わりがあるって知ってましたか?下あごの方が上あごより小さかったり、または極端に引っこんでいると前歯が出てしまいますよね。いわゆる出っ歯の状態です。この出っ歯がイビキの原因となります。日本人の歯並びで2番目に多い問題がこの出っ歯なので、イビキで悩んでいる人は少なくないのではないでしょうか。
噛み合わせが悪いと、成長期の子供でもイビキをかく可能性があります。綺麗な歯並びを手にいれるためには、あごを十分に発達させ、あごに筋肉を付けることが重要です。日ごろからよく噛んで食べるように心がけましょう。
出っ歯の場合、イビキや見た目の問題だけでなく、口元をぶつけたときに歯が折れたり唇を切ってしまう可能性があります。また、大人の場合は歯を矯正しようと思うと治療の時間や費用が多くかかってしまいます。イビキや歯を失う可能性を考えると、子供のうちに噛み合わせのよい綺麗な歯並びにしておけるといいですね。

<参考文献>
■厚生労働省 e-ヘルスネット
『不正咬合の種類と実態』
■公益社団法人 日本口腔外科学会
『顎変形症などの骨格性の不正咬合』
■一般社団法人 日本形成外科学会
『顎変形症』
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
歯の噛み合わせが良くない人は、良い人よりもイビキがうるさくなるリスクが2.85倍になります。
A: 歯の噛み合わせは良いですか?
B: 人よりもイビキがうるさいですか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
44.8%
129人 |
55.2%
159人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
3.13%
9人 |
41.67%
120人 |
9.72%
28人 |
45.49%
131人 |
Z検定値 | 2.68 |
---|---|
オッズ比 | 2.85 |
信頼度 | 99.2% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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