音楽で感情を豊かに
リスク
2.01倍

音楽で感情を豊かに

日常的に音楽を聞くようにしていない人は、人よりも感動することが少なくなるリスクが2.01倍になります。

解説

うつの症状のひとつに、「興味、喜びの感情の喪失」があります。好きだったはずの音楽を聞いても楽しめなくなってしまうといった例があるように、音楽と感情には深いつながりがあります。

いっぽうで音楽には、感動を生み出す効果もあります。音楽を聞くことで感情を強める効果も、感情を呼び覚ますこともあるといいます。楽曲そのものが持つ「明るい、楽しい」「穏やか、静か」といった雰囲気と、呼び覚まされる感情はだいたい同じ。ですから、気分を上げたいときにはテンポのよい楽しい曲を、リラックスしたいときには穏やかな曲を聞くのが良いかもしれません。

また、コンサートに出かける、ハイエンドな音響機器で聞くといった特別な音楽体験にも感情は影響されるといいます。日常的に音楽を聞く機会を持って、さまざまな音楽体験をしてみましょう。

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<参考文献>
■大阪樟蔭女子大学人間科学研究紀要
『音楽と感情についての心理学的研究』

■NHK技研 R&D
『音楽聴取における「感動」の評価要因~感動の種類と音楽の感情価の関係~』

編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

日常的に音楽を聞くようにしていない人は、人よりも感動することが少なくなるリスクが2.01倍になります。

A: 日常的に音楽を聞くようにしていますか?
B: 人よりも感動することが少ないほうですか?

A
はい いいえ
61.8%
191人
38.2%
118人
B
はい いいえ はい いいえ
14.89%
46人
46.93%
145人
14.89%
46人
23.3%
72人
Z検定値 2.78
オッズ比 2.01
信頼度 99.4%
集計数:309人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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