解説
時間がない朝にファーストフード。出かける前に最寄りの店で、さくっと手軽に朝ごはんを…なんてことが習慣になっていませんか?
実は、朝食にファーストフードを食べる習慣があると、風邪を引きやすくなってしまうんです!
風邪を防ぐ強い味方は、なんといってもビタミン。ビタミンは、風邪の原因となるウイルスに対する免疫力を高め、喉や鼻の粘膜を守って炎症を抑えてくれます。
でも、ファーストフードのメインの材料といえば、パンや麺、肉、揚げ物ですよね。これらの中には、ビタミンはほとんど含まれません。そのうえ、パンや揚げ物などを消化するために、身体の中のビタミンが消費されていってしまいます。
つまり、ファーストフードを朝食に食べると、一日がビタミン不足の状態で始まります。これが続くことで、風邪を引きやすくなってしまうんです。
風邪に負けない体づくりのためには、ビタミンがたっぷりと含まれているフルーツや野菜を朝食に食べるのがオススメですよ。
健康は朝につくられます。すっきりさわやかな朝食で、元気な一日をスタートさせましょう!

<参考文献>
■香川芳子著、 監修 女子栄養大学出版部
『食品成分表2015』
編集 : 日本健康情報センター
統計データ
朝食にファーストフードをよく食べている人は、半年に1回以上、風邪を引くリスクが2.68倍になります。
A: 朝食にファーストフードを食べないようにしていますか?
B: 半年に1回以上、風邪をひきますか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
87.8%
253人 |
12.2%
35人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
29.17%
84人 |
58.68%
169人 |
6.94%
20人 |
5.21%
15人 |
Z検定値 | 2.76 |
---|---|
オッズ比 | 2.68 |
信頼度 | 99.4% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
>数値の見かたはこちら