レタスを食べて集中力アップ
リスク
1.57倍

レタスを食べて集中力アップ

週に1回以上、レタスを食べていない人は、人よりも集中力が続かなくなるリスクが1.57倍になります。

解説

レタスが持つ集中力を高める栄養素とは?

レタスというと、サラダで食べるのが一般的な野菜というイメージがありますね。しかし、実はレタス料理はバリエーションが豊富で、サラダ以外にスープなどの汁物、チャーハンなどの炒め物にも使える万能野菜なのです。

レタスに含まれる栄養素の大部分は水分ですが、ビタミンやミネラルなどの栄養素もバランスよく含まれており、集中力を高める働きに関係する栄養素を含んでいるため、レタスを定期的に食べていると集中力が向上する可能性があります。「水分の多いレタスを食べても、栄養素がとれないのでは?」と思わずに、レタスの旬である春から夏の間にぜひ食べてほしい野菜なのです。

レタスに含まれる栄養素のうち、集中力の向上に関係するのは、ビタミンB群やカルシウム。どちらも不足しないようにとることが大切です。

ビタミンB群の中でもビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるときに必要な栄養素で、B1が不足すると疲れやすくなり、集中力が続かなくなります。また、甘い菓子や清涼飲料水などを多く食べたり飲んだりしていると、代謝がうまくいかず太りやすくなる原因にもなります。

また、カルシウムが不足すると脳や神経が興奮状態になり、イライラ状態になりやすくなります。レタスには、カルシウム吸収に必要なマグネシウムも含まれていますので、効果的に栄養素をとることができます。

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さまざまなレタス料理でレタスをしっかり食べよう!

レタスには、ほかにもビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維などが含まれています。ビタミンAは視覚に関する栄養素ですから、これが不足すると目が乾燥し疲れやすくなります。目が疲れやすくなると、これも集中力が欠ける要因になりますので注意しましょう。

ビタミンC、ビタミンEは抗酸化作用が強い栄養素ですので、免疫力アップが期待できます。カリウムはむくみ予防、食物繊維は便秘予防になります。

レタスには意外にもさまざまな栄養素が含まれる野菜です。付け合わせのサラダに入っているくらいの量ではなく、しっかりとるように心がけましょう。生野菜はカサが多く、食べにくいのでさっと油で炒めたり、軽く茹でて和え物にするのもおすすめです。

レタスを選ぶときは、切り口が白く葉がみずみずしいものを選びましょう。包丁で切ると傷みやすくなりますので、手でちぎって使うことがポイントです。また、やる気や集中力と関係のあるホルモンの一種、“セロトニン”はたんぱく質を原料として体内で合成されます。鶏のささみなどをレタスと一緒にとると、これも集中アップへつながります。

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<参考文献>
■キユーピー もっと野菜を。もっと食卓に。
『レタス』

■愛知県 愛・地産アラカルト
『レタス』

執筆 : 管理栄養士 高橋美枝
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

週に1回以上、レタスを食べていない人は、人よりも集中力が続かなくなるリスクが1.57倍になります。

A: 週に1回以上、レタスを食べていますか?
B: 人よりも集中力が続かないほうですか?

A
はい いいえ
46.5%
326人
53.5%
375人
B
はい いいえ はい いいえ
13.41%
94人
33.1%
232人
20.83%
146人
32.67%
229人
Z検定値 2.81
オッズ比 1.57
信頼度 99.5%
集計数:701人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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