解説
夜はしっかり眠ったはずなのに、日中にも眠くなること、ありますよね。そんなとき、自分の感情を振り返るとイライラしていたりしませんか?実は日中の眠気とイライラには、深い関係があるのです。
睡眠時間はそれなりにとったはずなのに、昼間に眠くなる。このような人はストレスが多くて一日ずっと緊張状態が続いているのかもしれません。そして、夜も緊張したままなので、実はよい眠りに入れずにいるのかも…。リラックスしたりストレスを発散したりして、緊張をやわらげて、深くよく眠れるようにする工夫が必要です。
日中のイライラ、つらいですね。もしもカーッと怒りの感情がこみ上げてきたときには、深呼吸して少し時間を置いてみましょう。怒りのピークはほんの数秒で過ぎて行きます。そうわかってしまうと気持ちも落ち着きませんか?
ぐっすり眠るためには、40度以下の少しぬるめのお風呂にゆっくりつかるのが効果的です。夕方くらいまでに軽い運動をするのもいいですね。また、寝酒の習慣は逆効果ですので避けてくださいね。ぐっすりしっかり眠って、イライラとさよならしましょう。

<参考文献>
■三島和夫著 法研
『不眠の悩みを解消する本: 満足のいく眠りのための正しい方法』
編集 : 日本健康情報センター
統計データ
怒りっぽい性格の人は、充分に睡眠時間をとっても、眠いと感じやすくなるリスクが2.08倍になります。
A: 自分はあまり怒りっぽくない性格だと思いますか?
B: 充分に睡眠時間をとっても、眠いと感じることはありますか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
42.0%
121人 |
58.0%
167人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
27.43%
79人 |
14.58%
42人 |
46.18%
133人 |
11.81%
34人 |
Z検定値 | 2.73 |
---|---|
オッズ比 | 2.08 |
信頼度 | 99.3% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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