解説
香辛料や化学調味料がたっぷり入った食事。刺激の強いものを食べ続けていると、繊細な舌はお疲れモードになります。
舌に小さな傷ができやすくなり、舌が荒れてしまいます。そんなときは納豆を食べましょう。納豆は、舌を健康的な状態に保ってくれるんです。
止血効果と、炎症を抑える役割があるのがビタミンK。原料の大豆から納豆に加工すると、ビタミンKは40倍以上にもなるのです。だから口の中と消化器官の傷を治してくれるというわけですね。
それだけでなく納豆に含まれている豊富なビタミンB2は、お口の中の病気である口内炎、歯槽膿漏、口角炎などを予防してくれます。ですから、週に1回以上は納豆を食べたいものですね。
でも、納豆は独特のにおいやネバネバがどうしても苦手、という人もいるはず。そんなときは、緑黄色野菜でもだいじょうぶですよ。サラダや茹で野菜を食べて、健康的な舌を取り戻しましょう。

<参考文献>
■香川芳子著、 監修 女子栄養大学出版部
『食品成分表2015』
編集 : 日本健康情報センター
統計データ
週に1回以上、納豆を食べていない人は、人よりも舌が荒れやすくなるリスクが3.64倍になります。
A: 週に1回以上、納豆を食べていますか?
B: 人よりも舌が荒れやすいですか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
57.6%
166人 |
42.4%
122人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
2.78%
8人 |
54.86%
158人 |
6.6%
19人 |
35.76%
103人 |
Z検定値 | 3.09 |
---|---|
オッズ比 | 3.64 |
信頼度 | 99.7% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
>数値の見かたはこちら