血糖値を下げる救世主は、大根だった!
リスク
10.59倍

血糖値を下げる救世主は、大根だった!

週に1回以上、大根を食べていない人は、血糖値が基準値を超えるリスクが10.59倍になります。

解説

空腹時と食後の血糖値に大きな差がでる血糖値スパイク(グルコーススパイク)が気になる人には糖質の消化を助けてくれる大根おろしがおすすめです。

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血糖値スパイク(グルコーススパイク)を抑える大根おろし

お正月におもちを食べるとき、大根おろしと一緒に食べると胃もたれしない、とおばあちゃんに教えてもらったことはありませんか?

実は、この知恵にはある真理が隠されているんです。それは、大根に多く含まれる、アミラーゼという酵素。

でんぷん分解酵素のひとつであるアミラーゼは、糖質の消化を助けてくれるという働きを持っているため、ごはんやパンのような糖質を含む炭水化物を食べた後に、血糖値が急激に上昇するのを抑えてくれます。

食後の血糖値の急上昇と急降下のことを、“血糖値スパイク”とか“グルコーススパイク”といいます。急に強い眠気を感じたり、イライラしたり頭が痛くなったりするいやな症状だけでなく、太りやすくなってしまう困った現象なんです。

それだけではありません。さらに大根には、体内の血糖値を管理している肝臓の働きを助ける、ビタミンCも豊富!この2つの成分をたくさん含んだ大根は、消化を助け、血糖値を下げる救世主なのです。

ただし、ひとつだけご注意を。ビタミンCとアミラーゼは、どちらも熱に弱い成分。より効果を発揮するには、大根スティックやおろしなど、生で食べるのがおすすめですよ。

<参考文献>
■鶴見隆史著 祥伝社
『「酵素」の謎――なぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか』

■鶴見隆史著 青春出版社
『酵素が病気にならない体をつくる! 』

編集 : 日本健康情報センター


統計データ

週に1回以上、大根を食べていない人は、血糖値が基準値を超えるリスクが10.59倍になります。

A: 週に1回以上、大根を食べていますか?
B: 血糖値は基準値を超えていますか?

A
はい いいえ
39.4%
114人
60.6%
175人
B
はい いいえ はい いいえ
0.35%
1人
39.1%
113人
5.19%
15人
55.36%
160人
Z検定値 2.78
オッズ比 10.59
信頼度 99.4%
集計数:289人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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