解説
透明感があって、くすみのないクリアな素肌。女性のあこがれですよね。
顔のくすみや黒ずみがあると、自分の気分も沈んでしまいますし、まわりの人にも暗い印象を与えてしまうかも。
肌のくすみ対策には、スキンケア化粧品によるお手入れがいちばん、と思っている人もいるでしょう。でも、外側からのケアだけでなく、肌のくすみには体の中からのお手入れも大切です。
そこで、肌を明るくしてくれる効果がある“カロテン”が豊富なほうれん草をオススメします。ほうれん草には、鉄分も多く含まれていますので、鉄が失われやすい女性には嬉しい食材ですね。
さらに美肌効果があるビタミンCを一緒に取ることができるので、くすみのない健康的な美肌をつくることができそうです。ビタミンCは水に溶けやすいので、加熱時間は、できるだけ短くしましょうね。
1人分くらいの少量なら、洗ったほうれん草をラップでくるんで電子レンジで加熱するほうが時間が短くてすむので、ビタミンが残りやすいんです。あとで、水にとってあく抜きをすれば大丈夫。
ほうれん草が苦手な人は、小松菜で代用するのもOK。ほうれん草と同じくらいの効果を得ることができますよ。

<参考文献>
■香川芳子著、 監修 女子栄養大学出版部
『食品成分表2015』
編集 : 日本健康情報センター
統計データ
ほうれん草を週に1回以上食べていない人は、肌の色が黒ずむリスクが6.71倍となります。
A: 週に1回以上、ほうれん草を食べていますか?
B: 人よりも肌の色が黒ずんでいますか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
27.4%
79人 |
72.6%
209人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
0.69%
2人 |
26.74%
77人 |
10.76%
31人 |
61.81%
178人 |
Z検定値 | 2.92 |
---|---|
オッズ比 | 6.71 |
信頼度 | 99.6% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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