解説
「う~ん、つらい…」人は精神的なストレスにさらされると、身体を緊張させておく“ストレスホルモン”を分泌します。
これは、外からの刺激、つまりストレスに備えて身体を守るために必要なものですが、あまりたくさん分泌されると、女性ホルモンの分泌が抑えられてしまいます。
女性ホルモンはコラーゲンを作ります。張りのある肌に必要不可欠なコラーゲンですが、女性ホルモンの分泌が抑えられることで、このコラーゲンが作られにくくなるのです。つまり、「お肌を守る女性ホルモンを抑えてでもストレスに対処しなきゃ…」と身体が無理してしまうことで、シワやたるみなどお肌の老化につながってしまうんですね。
つらいストレスがお肌の老化まで引き起こすなんて…では、そうならないためにはどうすればよいでしょう?
1.ストレスの元を一旦忘れてみる
2.趣味や息抜きの時間を増やす
すると、身体が緊張状態から解放されます。また、女性ホルモンは通常に戻り、大切なコラーゲンもまた作られるようになります。心のリフレッシュでお肌の若さを保ちましょう!

<参考文献>
■日経ウーマンオンライン 2014年4月21日
『そのお肌、コラーゲン飲んでも治らないかも』
■バイオメカニズム学会誌 Vol.29, No.4(2005)
『女性の睡眠とホルモン』
■Psychologytoday.com Mar 29, 2012
『Does Stress Cause Wrinkles and Gray Hair: Fact or Fiction?』
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
ストレス解消となる趣味や息抜きを意識的に行っていない人は、同年代の人よりもシワが目立つリスクが3.02倍になります。
A: ストレス解消となる趣味や息抜きを意識的におこなっていますか?
B: 同年代の人よりもシワが目立つほうですか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
66.0%
190人 |
34.0%
98人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
4.86%
14人 |
61.11%
176人 |
6.6%
19人 |
27.43%
79人 |
Z検定値 | 3.03 |
---|---|
オッズ比 | 3.02 |
信頼度 | 99.7% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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