塩分のとり過ぎで乾燥肌から吹き出物に!?
リスク
1.64倍

塩分のとり過ぎで乾燥肌から吹き出物に!?

塩分を控えるようにしていない人は、吹き出物ができやすくなるリスクが1.64倍になります。

解説

塩分のとり過ぎは、高血圧につながるといわれています。これは、たくさんの塩分(ナトリウム)で濃くなった血液を薄めるために、たくさんの水分が使われてしまうからなのです。

そのため、塩分をとり過ぎると、細胞の水分が奪われて喉が渇いたり、お肌が乾燥したりします。乾燥によっては、お肌の表面の水分がなくなり、角質も硬くなってさらには毛穴も細く弱くなってしまいます。

もともと乾燥肌の人は、皮脂の分泌は少なくても、乾燥しているために詰まりやすくなり、吹き出物ができやすくなってしまいます。脂性肌と呼ばれるべたべたした肌は、皮脂が詰まりやすく吹き出物ができやすいのはご存知かと思いますが、乾燥肌も脂性肌と同じように皮脂が詰まりやすいのです。

それだけでなく、皮膚が生まれ変わりにくくなり、炎症が起きやすくなってしまいます。塩分のとり過ぎは乾燥につながるので、美肌のためには要注意ですね。

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<参考文献>
■菱田明、佐々木敏監修 第一出版
『日本人の食事摂取基準 2015年版』

執筆 : 管理栄養士キクチエミコ
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

塩分を控えるようにしていない人は、吹き出物ができやすくなるリスクが1.64倍になります。

A: 塩分を控えるようにしていますか?
B: 人よりも吹き出物ができやすいですか?

A
はい いいえ
52.1%
324人
47.9%
298人
B
はい いいえ はい いいえ
12.7%
79人
39.39%
245人
16.56%
103人
31.35%
195人
Z検定値 2.79
オッズ比 1.64
信頼度 99.4%
集計数:622人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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