ニキビありでもOK!適度なメイクで明るく
リスク
2.16倍

ニキビありでもOK!適度なメイクで明るく

ものごとを肯定的に考えるようにしていない人は、吹き出物ができやすくなるリスクが2.16倍になります。

解説

ニキビの原因、学生は「受験」大人は「仕事ストレス」

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仕事で息をつくひまもないほど忙しかったり、根を詰めて勉強したのに結果が出なかったり…がんばりすぎてつらいとき、頬やあご、額にぷつぷつと吹き出物が増えてしまう経験をした人も多いのではないでしょうか。

「若いときはニキビ、大人になったら吹き出物」のように年齢で呼び方が変わるという説もありますが、基本的にどちらも同じニキビ(尋常性ざそう)という症状です。毛穴が詰まって小さく盛り上がるという段階から、炎症が起きて赤みが出るという段階、白く膿がたまるという段階、そして皮膚がへこんだり色が濃くなったりしたニキビ痕になるという段階といったように、いくつかの段階を経て現れます。

ニキビの原因は、毛穴に皮脂や細菌、はがれた皮膚のかけらなどが詰まってしまうこと。皮脂が多く出すぎるとなりやすいことから、「チョコレートはNG」などニキビを起こしやすい食べ物に注意している人も多いでしょう。

それだけでなく、皮膚科の専門医によると受験や就職、結婚など大きな生活の変化や、仕事などの精神的ストレスを経験したときにニキビができたり、増えたりといった症状を経験する人が少なくないといいます。強いストレスを受けると、睡眠や食事などといった生活のリズムが乱れたり、間食を多く取りすぎてしまったりといった、ニキビができるきっかけも増えてしまいます。「睡眠不足によるニキビ」は、ストレスの現れでもあるのです。

メイクで気持ちを明るくしてニキビを減らせる

そこで皮膚科では、ニキビ治療の際に心と身体の緊張をほぐし、ストレスを和らげるよう指導することもあるといいます。まずは、何度かゆっくり息を吐いて緊張を和らげます。ストレスでニキビが悪化しやすい人は、「絶対に〜しなくては」と考えがちな頑張り屋さんが多いそう。そこで、頑張ったことはほめつつ、「とりあえず」「できれば」といった言葉を取り入れ、強すぎる目標を少し緩めて自分を認めてあげる肯定的な考え方へと導いていきます。

まるでカウンセリングのようですが、精神的なストレスで自分を否定してニキビが増えてしまうのですから、これも大切なニキビ治療です。

また、女性の場合は適度なメイクアップも大切だといいます。ニキビを隠したいあまり過剰にメイクしてしまったり、ニキビのときは絶対にメイクをしてはいけないのだ、と思い込み過ぎたりすると、それがストレスになってさらに悪化させてしまうからです。

ベースメイクをする際には、紫外線でニキビ痕が残るのを防ぐため、化粧下地として適度に日焼け止めをつけます。ファンデーションは毛穴に塗り込んしまいがちなリキッドタイプよりも、パウダータイプを清潔なブラシなどでつけるようにしましょう。コンシーラーの塗りすぎも毛穴に詰まりやすいため、綿棒などでどうしても気になるところにポイント的につけるようにしましょう。フェイスパウダーを重ねて、ニキビを目立たなくする方法もおすすめです。

目元や唇にはニキビができにくいため、好みの色のポイントメイクをすることでメイクを楽しむことができます。目や唇に視線を集めることで、頬などのニキビから視線をそらす効果もあるので、気持ちを明るくするためにも取り入れたいですね。

1日の終わりには、クレンジング剤と洗顔料とのダブル洗顔でメイク、皮脂、汗などをきれいに落とします。洗顔料はよく泡立て、こすりすぎないように、かつ生え際やあごまでしっかり洗います。すすぎのお湯の温度が高すぎると肌を乾燥させてしまうことがあるため、35℃以下のぬるま湯ですすぐようにしましょう。

洗顔後のスキンケアは、女性も男性も同じ。肌が乾燥しないように化粧水などでしっかり保湿して、ニキビ治療の薬を使っている場合は化粧水の後につけます。精神的ストレスや緊張もさっぱり洗い流して、「今日は頑張ったからこれで十分」と自分を肯定してあげることが、新たなニキビを防ぐことにつながるのです。

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<参考文献>
■赤松浩彦編 全日本病院出版会
『スキルアップ! ニキビ治療実践マニュアル』

編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

ものごとを肯定的に考えるようにしていない人は、吹き出物ができやすくなるリスクが2.16倍になります。

A: ものごとを肯定的に考えるようにしていますか?
B: 吹き出物ができやすいですか?

A
はい いいえ
65.4%
202人
34.6%
107人
B
はい いいえ はい いいえ
15.53%
48人
49.84%
154人
13.92%
43人
20.71%
64人
Z検定値 3.01
オッズ比 2.16
信頼度 99.7%
集計数:309人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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