身体ニキビの原因は、塩分の取りすぎかも?
リスク
2.23倍

身体ニキビの原因は、塩分の取りすぎかも?

塩分を控えていない人は、背中にニキビができやすくなるリスクが2.23倍になります。

解説

ひそかに悩んでいる人が多い、背中や二の腕の身体ニキビ。いつも触っているわけでもないのに、気がついたらまたブツブツ…これって体質?それとも、予防する方法があるのでしょうか?

背中や二の腕、胸のあたりに、赤くポツポツと盛り上がったり黄色い膿がたまったりする身体ニキビは、実は顔にできるニキビとは違います。顔のニキビはアクネ菌という細菌が原因ですが、身体ニキビは皮膚の表面に常に存在している黄色ブドウ球菌や、真菌(カビ)の一種であるマラセチア菌によって起きるもの。毛包炎とも呼ばれています。

顔のアクネ菌と身体のマラセチア菌は、種類は違いますがどっちも空気に触れにくい、詰まった毛穴が大好きという特徴があります。大量に汗をかいたり、皮脂分泌が多くなることで肌表面のバランスが悪化すると、毛穴の中で繁殖して身体ニキビの原因になってしまいます。

身体ニキビを防ぐため、肌のバランスを保つカギは、ずばり減塩。

人間の身体は、尿や汗を出すことで、身体の中の塩分濃度を一定に保とうとしています。それが、食事や飲み物で塩分を取りすぎてしまうと、一気にそのバランスが崩れてしまいます。それによって肌は乾燥しやすくなり、反対に皮脂は過剰になってしまうんです。これが身体ニキビの原因になってしまうのです!

おいしいからといって、つい塩辛いものや濃い味のものを食べてしまう人は、要注意です。

気になる薄着の季節。思いっきり楽しむために、塩分控えめの食生活で身体ニキビを防ぎましょう!

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<参考文献>
■ニキビ研究所×相澤皮フ科クリニック
『身体ニキビの原因~マラセチア菌』

編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

塩分を控えていない人は、背中にニキビができやすくなるリスクが2.23倍になります。

A: 塩分を控えるようにしていますか?
B: 背中にニキビができやすいですか?

A
はい いいえ
50.7%
146人
49.3%
142人
B
はい いいえ はい いいえ
10.42%
30人
40.28%
116人
18.06%
52人
31.25%
90人
Z検定値 3.02
オッズ比 2.23
信頼度 99.7%
集計数:288人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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