解説
赤、黄、緑、オレンジ、と色鮮やかなパプリカ。肉厚で苦味が少なく、甘みがあって生でも食べやすい野菜ですよね。パプリカは、カロチンとビタミン類がとっても豊富。健康状態を安定させてくれる、サプリメントいらずの野菜なんです。
パプリカに含まれているビタミン類のなかでも、ビタミンCはレモン以上にたっぷり。ビタミンCは、身体の細胞をつくったり、免疫力アップ、ストレスに打ち勝つ作用があります。すぐに風邪をひいてしまったり、ストレスに弱い、そんな方はパプリカで免疫力を強めましょう。
ところでパプリカは、色ごとに栄養素が違うことを知っていましたか?赤色のパプリカに含まれているのは、赤色の元である“カプサンチン”。これは、パプリカの実を乾燥させて粉にした香辛料である、パプリカパウダーにも豊富に含まれている栄養素です。“カプサンチン”には、抗酸化作用があり、コレステロール低下にも効果的。生のパプリカが手に入らなくても、パプリカパウダーなら保存が利くので炒め物などの料理に手軽に使えます。
パプリカを食べて、健康的な生活を送りましょう。

<参考文献>
■香川芳子著、 監修 女子栄養大学出版部
『食品成分表2015』
■ネスレ 栄養科学レビュー
『香辛料に含まれる機能性成分』
編集 : 日本健康情報センター
統計データ
週に1回以上、パプリカを食べていない人は、人よりも健康状態が悪くなるリスクが5.95倍になります。
A: 週に1回以上、パプリカを食べていますか?
B: 人よりも健康状態に不安はありますか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
5.6%
16人 |
94.4%
272人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
0.69%
2人 |
4.86%
14人 |
43.4%
125人 |
51.04%
147人 |
Z検定値 | 2.62 |
---|---|
オッズ比 | 5.95 |
信頼度 | 99.1% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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