解説
目ヤニって残っているとみっともないし、コンタクトレンズが汚れやすくなるので、あまり多すぎるとうれしくありませんよね。
目ヤニができる原因は、花粉やアレルギー、細菌感染など大切な目をさまざまな異物から守る身体の働きです。目ヤニをできにくくするには、目の周りを清潔に保つなど外からのケアが必要ですが、内側から目をサポートできる身体を作ることも大切なんです。
とっても手軽にできるのが、実は「キムチを食べること」。キムチには腸の善玉菌を増やす効果のある乳酸菌が含まれています。キムチの元となる白菜や唐辛子に含まれるビタミン類にこの乳酸菌がプラスされると、花粉症やアレルギー、感染症などにかかりにくい丈夫な身体がつくられるのです。
また、キムチのピリッとした辛味のもとである唐辛子には、仲間であるピーマンやパプリカと同じく、目を健康に保つ効果のあるカロテンが多く含まれています。ですので、キムチは目ヤニが気になる人にはぜひ食べてほしい食べ物なのです。

<参考文献>
■香川芳子著、 監修 女子栄養大学出版部
『食品成分表2015』
■関口守衛著 健康実践研究所
『科学的エビデンスが乳酸菌生産物質の謎を解く』
編集 : 日本健康情報センター
統計データ
週に1回以上、キムチを食べていない人は、人よりも目ヤニが多くなるリスクが6.75倍となります。
A: 週に1回以上、キムチを食べていますか?
B: 人よりも目ヤニが多いですか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
13.9%
40人 |
86.1%
248人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
0.69%
2人 |
13.19%
38人 |
22.57%
65人 |
63.54%
183人 |
Z検定値 | 2.95 |
---|---|
オッズ比 | 6.75 |
信頼度 | 99.6% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
>数値の見かたはこちら