豚ヒレ肉を食べて体調不良を吹き飛ばそう!
リスク
3.05倍

豚ヒレ肉を食べて体調不良を吹き飛ばそう!

週に1回以上、豚ヒレ肉を食べていない人は、年に1回以上、体調不良になりやすくなるリスクが3.05倍になります。

解説

健康維持にお肉!その理由とは?

「お肉は太る」というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。ダイエット中は野菜やこんにゃくなど、低カロリー低脂質なもの中心で…という人もいるかもしれません。

ですが、肉などのたんぱく質は、筋肉を作る材料となります。筋肉が多くなると消費カロリーが増え、痩せやすい身体へと変えることができます。単に食べる量を減らすだけでなく、しっかりたんぱく質をとることでリバウンドを防ぎ、健康的に痩せることができるのです。

肉を選ぶときは、脂身が多いバラ肉よりも、脂肪分が少ないヒレ肉がおすすめ。一般的に、脂身が多い肉はたんぱく質の量が少ない傾向があります。反対に、ヒレ肉のように脂身が少なく赤身の部分が多い肉は、たんぱく質の量が多いのです。ダイエットをしている人、健康を意識している人は、肉の部位を考えて選ぶようにしましょう。

低脂質高たんぱく質のお肉のなかでも、豚ヒレ肉は健康を守る食材として特に注目を集めています。「お肉は必要だけれど、たくさんは食べられない」という女性にも嬉しい、豚ヒレ肉の栄養素について一緒に考えてみましょう。

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健康にもダイエットにも豚ヒレ肉が効く?!

豚ヒレ肉は、糖質の代謝を促すビタミンB1が多く含まれています。食生活が不規則だったり、甘いお菓子類を主食代わりに食べることが多かったりすると、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1が足りなくなりがちです。結果として疲れやすくなり、体調不良を起こしてしまうリスクが高くなるのです。疲れがとれにくいな、と感じるときには、ビタミンB1を意識してとるように心がけましょう。

ビタミンB1は玄米にも多く含まれています。メイン料理で豚ヒレ肉、主食は白いご飯の代わりに玄米を食べれば、効果的にビタミンB1をプラスすることができます。また、豚ヒレ肉には、L-カルニチンとよばれる脂肪を燃焼させる栄養素も含まれていて、ダイエットにも心強い味方です。

女性は鉄分が不足しがちですが、これも豚ヒレ肉に多く含まれています。鉄分といえばレバーというイメージがありますが、レバーが苦手ならば豚ヒレ肉をチョイスすると良いでしょう。さらに、ビタミンやミネラルが豊富な野菜を組み合わせると、鉄分の吸収率をアップさせるビタミンCをとることができます。

豚ヒレ肉料理といっても、ヒレカツなど油を多く使った料理だけではありません。さっぱりしたゆで豚やトマト煮など、調理油のとりすぎを抑えられるレシピもたくさんあります。豚ヒレ肉を適度にとり入れ、健康維持やダイエットに活用しましょう!

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<参考文献>
■香川明夫監修、女子栄養大学出版部
『七訂 食品成分表2017』

執筆 : 管理栄養士 高橋美枝
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

週に1回以上、豚ヒレ肉を食べていない人は、年に1回以上、体調不良になりやすくなるリスクが3.05倍になります。

A: 週に1回以上、豚ヒレ肉を食べていますか?
B: 年に1回以上、体調不良になりますか?

A
はい いいえ
9.4%
29人
90.6%
280人
B
はい いいえ はい いいえ
6.47%
20人
2.91%
9人
78.96%
244人
11.65%
36人
Z検定値 2.64
オッズ比 3.05
信頼度 99.1%
集計数:309人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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