朝起き苦手…加工食品との困った関係とは?
リスク
2.92倍

朝起き苦手…加工食品との困った関係とは?

インスタント食品を食べないようにしてない人は、朝起きられないことが多くなりやすくなるリスクが2.92倍になります。

解説

身体を作る時期は、栄養バランスを考えた食生活を!

加工食品の仲間のインスタント食品とは、インスタント麺のほかにレトルト食品、冷凍食品、缶詰などさまざまな種類があります。加工食品の技術の向上や共働き世帯の増加などで、これらの加工食品を食べることも昔に比べて増えてきています。厚生労働省の資料によると、小中学生がいる家庭では、インスタント食品を週に1〜3回程度は食べているといいます。

便利な反面、インスタント食品をよく食べていると、朝起きられないことが多くなるリスクが高くなってしまう可能性があります。忙しい毎日に時短のためにインスタント食品を利用しているのに、生活リズムが乱れては意味がありません。特に子供の場合、身体を作る大切な時期ですから、手軽だからとインスタント食品を多く使ってばかりいると、しっかりした身体を作ることができません。

もともと子供は身体の成長に対して自律神経が追い付かないことがあり、朝起きられないなどの起立性低血圧を起こし、朝の朝礼などで倒れる子供も多くいます。成長期の子供がいる家庭では、栄養バランスを整えた食事作りをできるだけ食べたいですね。

子供だけでなく、大人もインスタント食品を食べる回数が多くなると、栄養が不足してしまいます。バランスが良い献立をとるように心がけることが大切です。

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インスタント食品の食べすぎに注意しよう

それでは、インスタント食品をよく食べることによって足りなくなりやすい栄養素とは何でしょうか?カップ麺を例に挙げると、乾燥の野菜の具が少しは入っているものの、ほとんど糖質が中心です。糖質をエネルギーに変えるビタミンB1が不足しやすく、カロリーはとっているのに身体が疲れやすくなってしまいます。

ビタミンB1は、お菓子やカップ麺ばかり食べているという人は特に注意してとる必要があります。豚肉、うなぎのかば焼き、そばや玄米ご飯などに多く含まれています。朝「疲れやすくて起きられないな…」と感じたら、玄米ご飯に豚肉と野菜の炒め物など、ビタミンB1を意識した献立をとるように心がけましょう。

ほかにも食物繊維や、ビタミンCが多い野菜類が不足すると、便秘がちになります。腸内環境の乱れから免疫力が低下したり、鉄分不足で貧血になる可能性もありますので注意が必要です。また、インスタント食品に含まれる食品添加物のリン酸塩は、亜鉛の吸収を阻害しますので、亜鉛不足による味覚障害も問題になります。

このように、インスタント食品をよく食べていると、ビタミン・ミネラル不足に陥るリスクが高くなります。これが朝のだるさも引き起こしてしまう可能性が高くなるのです。「自分に当てはまるかも?」と思った人は、まずはインスタント食品の回数を減らす、単品にならないように野菜やたんぱく質などもプラスするなど、栄養バランスも意識して食べるようにしましょう。

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<参考文献>
■厚生労働省 e-ヘルスネット
『加工食品』

■厚生労働省
『「食を通じた子どもの健全育成(−いわゆる「食育」の視点から−)のあり方に関する検討会」報告書について』

■北神経内科クリニック
『起立性低血圧症』

執筆 : 管理栄養士 高橋美枝
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

インスタント食品を食べないようにしてない人は、朝起きられないことが多くなりやすくなるリスクが2.92倍になります。

A: インスタント食品を食べないようにしていますか?
B: 朝起きられないことは多いですか?

A
はい いいえ
38.8%
120人
61.2%
189人
B
はい いいえ はい いいえ
11.65%
36人
27.18%
84人
33.98%
105人
27.18%
84人
Z検定値 4.4
オッズ比 2.92
信頼度 99.9%
集計数:309人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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