解説
即席中華めんの中には、たった一食で1日に必要な塩分をほとんど取ってしまうものがあるって、ご存知でしたか?それぐらい、カップ麺などのインスタント食品には濃い味付けのものが多いんです。
塩分の多いインスタント食品を食べると、身体は取り過ぎた塩分を薄めようとして、喉の渇きを感じます。喉が渇くと水をたくさん飲みたくなるわけですが、ただの水と侮るなかれ。飲み過ぎた水分は腎臓の負担になるのです。
また、インスタント食品は栄養が炭水化物と脂質にかたよりやすくなっています。そのため、インスタント食品をたくさん食べる生活を続けると、糖尿病になってしまうかも!?
喉の渇きは糖尿病の症状のひとつでもあるのです。「喉が渇いたら水を飲めばよい」と軽く考えてはいけません。喉がよく渇く、そう感じたら、インスタント食品に頼りすぎてはいないか、食生活を見直しましょう。

<参考文献>
■菱田明、佐々木敏監修 第一出版
『日本人の食事摂取基準 2015年版』
■厚生労働省 e-ヘルスネット
『加工食品』
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
インスタント食品をよく食べている人は、喉の渇きが気になるリスクが2.13倍になります。
A: インスタント食品をあまり食べないようにしていますか?
B: 最近、喉の渇きが気になりますか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
59.0%
170人 |
41.0%
118人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
11.81%
34人 |
47.22%
136人 |
14.24%
41人 |
26.74%
77人 |
Z検定値 | 2.8 |
---|---|
オッズ比 | 2.13 |
信頼度 | 99.4% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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