解説
ダイエットのための運動で、最も手軽といえるウォーキング。でも、ただ歩くだけでは、実は効果はあまりありません!
そのカギを握るのが、歩幅。
普段あなたは、どれくらいの歩幅で歩いていますか?ぜひ一度、公園のウォーキングコースなど距離が決まっている場所を歩数を数えながら一周し、計算してみてください。
脂肪燃焼につながるウォーキングの理想の歩幅は、(身長×0.45)cm程度といわれています。身長160cmの人なら、72cm。これはかなりの大股!たしかにいい運動になることが実感できます。
さらに、大股でウォーキングすると、自然と早足になりますよね。アメリカで行われたある大規模調査では、なんと、歩くスピードが速い人ほど長生きすることが報告されています。
つまり、早足の大股歩きは、寿命を延ばす効果もあるのです。
ダイエットにもなって、寿命も延びるなんて、いいことだらけの大股歩き。さっそく今日から始めましょう!

<参考文献>
■The Journal of the American Medical Association January 5, 2011, Vol 305
『Gait Speed and Survival in Older Adults』
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
できるだけ一歩を大きく歩くようにしていない人は、標準体重を上回るリスクが2.87倍となります。
A: できるだけ一歩を大きく歩くようにしていますか?
B: 標準体重を上回っていますか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
24.7%
71人 |
75.3%
217人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
4.51%
13人 |
20.14%
58人 |
29.51%
85人 |
45.83%
132人 |
Z検定値 | 3.22 |
---|---|
オッズ比 | 2.87 |
信頼度 | 99.8% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
>数値の見かたはこちら