安定した食生活で今年こそ冷え性を治す!
リスク
2.53倍

安定した食生活で今年こそ冷え性を治す!

食事が1日2食でない人は、冷え性のリスクが2.53倍になります。

解説

日本人に多くみられる「冷え性」。腰や足先がジンジン冷たくなり、それでいて、必ずしも体温そのものが低いわけではないという特徴のある症状です。冷え性のあなた!「健康にはまず食生活が大事だし、いつもよりたくさん食べなきゃ!」と、がんばっていませんか?

実は、それが大間違い!なんと、1日2食が習慣になると、冷えが解消されちゃうことがあるんです。

そもそも冷え性は、食事の量が少ない痩せ型の人や、食事の回数が不規則な人に起こりやすいもの。アンバランスな食生活によって、身体の機能をコントロールしている自律神経の働きが乱れ、手足の血行が悪くなった結果、冷えを感じやすくなるといわれています。

そして、胃腸に食べ物が入っていることで消化の負担がかかる時間を減らすと、お通じがよくなって身体のリズムが改善されます。無理してる人はこの1日2食を習慣にするだけで、冷え性改善になるんだからびっくり!

とはいえ、「そうだ冷え症を治そう!」と急に2食にするのはおすすめしません。かえって胃腸に負担がかかり、便秘や下痢などの体調不良も起こりやすくなります。もし、1日2食をためしてみるなら、無理せず少しずつ量を減らし、ゆっくりと食事と生活のリズムを手に入れましょう。

さあ、今年こそ『脱・冷え性』へ!

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<参考文献>
■南九州大学研報 44A:61-66(2014)
『女子学生の冷え症についての検討』

■全日本鍼灸学会雑誌 2011年第61巻2号 174-181
『自覚的冷え性者の性別と冷え行動因子、健康関連QOL、BMIの関連について』

編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

食事が1日2食でない人は、冷え性のリスクが2.53倍になります。

A: 食事は1日2食ですか?
B: 冷え性ですか?

A
はい いいえ
26.4%
76人
73.6%
212人
B
はい いいえ はい いいえ
10.42%
30人
15.97%
46人
45.83%
132人
27.78%
80人
Z検定値 3.44
オッズ比 2.53
信頼度 99.9%
集計数:288人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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