心の疲れや不調は夜更かしが原因かも?
リスク
2.02倍

心の疲れや不調は夜更かしが原因かも?

夜更かしや昼寝をしている人は、人よりも気持ちが落ち込むリスクが2.02倍になります。

解説

これといった原因が思いつかないのに、心が疲れているなあ~と感じることはないでしょうか?そんな方は、夜更かしが原因かもしれません。

夜型の生活は、身体のホルモンバランスを崩してしまいます。眠りのホルモン“メラトニン”の分泌が始まるのは、夜の10~12時といわれています。夜型の生活をしていると、眠りのホルモンの分泌が始まる時間に起きていることになりますよね。そうすると、だんだん寝付く時間、起きられる時間のリズムが後ろにズレていくことになるのです。

夜こそテレビをみたり、パソコンやスマホで遊んだり楽しい時間だというのに、早く寝ろっていわれても…と思われるかもしれません。しかし、ムリに起きていると、眠いだけでなく、気分が落ち込んだり食欲不振になったりと、不調の原因となることがあるのです。

夜型の生活をしていて不調を感じたときは、身体が時差ぼけを起こしているのだと考え、睡眠時間のズレを修正していくように心がけてみましょう。

まずは朝に太陽の光を浴びるようにすると、太陽の光が身体のリズムをリセットしてくれるので、効果的に生活リズムを整えることができますよ。これだけで一日を元気にすごすことができるのなら、ぜひ試したいですね!

気をつけなければならないのが、長い昼寝です。昼寝は気持ちいいのですが、昼間に長く寝てしまうと、睡眠時間のズレの修正がしにくくなってしまいます。車の運転をしなければならないなど、眠気が残ったままでは困るなどの必要があるときは別ですが、夜までは寝るのをがまんしましょうね。どうしても昼寝をしたいときには、30分以内にしておきましょう。

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<参考文献>
■厚生労働省 e-ヘルスネット
『睡眠相後退(前進)症候群』

■厚生労働省 e-ヘルスネット
『睡眠・覚醒リズム障害』

編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

夜更かしや昼寝をしている人は、人よりも気持ちが落ち込むリスクが2.02倍になります。

A: 夜更かしや昼寝をしないようにしていますか?
B: 人よりも気持ちが落ち込むことは多いですか?

A
はい いいえ
32.5%
194人
67.5%
403人
B
はい いいえ はい いいえ
12.73%
76人
19.77%
118人
38.19%
228人
29.31%
175人
Z検定値 3.98
オッズ比 2.02
信頼度 99.9%
集計数:597人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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