早めに寝て突然の腹痛を徹底予防!
リスク
2.17倍

早めに寝て突然の腹痛を徹底予防!

夜の12時までに就寝していない人は、年に1回以上、腹痛になるリスクが2.17倍になります。

解説

通勤・通学時に急にお腹が痛くなって、あわててトイレを探す…なんて経験を何度もしている方、いませんか?最近では、いざというときのためのトイレマップが困っている人の味方になっていますが、そもそもこうした支援サービスを使わずにすめば、その方がいいですよね。

病院へ行っても、お腹が悪くなるような感染症でもなければ、虫垂炎のような病気でもないとお医者さんから言われて、途方に暮れている人も中にはいるのではないでしょうか。

特に、大事な会議やプレゼン・試験の前など、大きなストレスを感じているときにお腹が痛くなりやすい、という人は、もしかするとその腹痛は“過敏性腸症候群”かもしれません。

過敏性腸症候群は、感染症のようにウイルスや細菌が見つかるわけでもなく、虫垂炎のように炎症が見えるわけでもありません。過敏性腸症候群になる大きな原因の一つは、ストレスなのです。

現代社会で生活していると、どうしてもストレスからは逃れられないですよね。このストレスを和らげるためには、「早めに寝ること」がポイントとなります。

早めに寝ることで、身体を睡眠に導くホルモン“メラトニン”が分泌されます。そうすると、身体も頭も休めることができる、とても深い眠り(ノンレム睡眠)をしっかりととることができます。

さらに、ノンレム睡眠時には、ストレスホルモンとよばれる“コルチゾール”の分泌量も減ります。早めに寝ることは、ストレスを和らげるにはうってつけの方法なのです。

ストレスでなってしまいやすい過敏性腸症候群。遅くとも夜12時までには眠りについてストレスを和らげ、急な腹痛を防ぎましょう。

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<参考文献>
■三輪洋人(兵庫医科大学内科上部消化管科) 日本消化器学会
『ストレスと胃腸の病気』

■IBSネット
『IBSネット』

編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

夜の12時までに就寝していない人は、年に1回以上、腹痛になるリスクが2.17倍になります。

A: 夜の12時までに就寝していますか?
B: 年に1回以上、腹痛になりますか?

A
はい いいえ
44.1%
127人
55.9%
161人
B
はい いいえ はい いいえ
23.61%
68人
20.49%
59人
39.93%
115人
15.97%
46人
Z検定値 3.13
オッズ比 2.17
信頼度 99.8%
集計数:288人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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