解説

ストレスを感じたとき、お腹がキュッと痛くなったり普段とお腹の調子が変わってしまうことは誰にでもありますよね。これが頻繁に起きるなら、ストレスから下痢や便秘を何度も繰り返す、過敏性腸症候群と呼ばれる症状かもしれません。日本では約1200万人がこの症状を持っているともいわれています。
お腹の調子を整えるには、睡眠や食事の改善など地道なケアが大切です。それともうひとつ、心身をリラックスさせてストレスを和らげるセルフケアとして、マッサージが効果的なんです。
マッサージにはローズヒップオイルがオススメです。ローズヒップオイルは、肌の上でのびがよく、マッサージなどのボディケア用に使われる、とっても良質のオイルです。
ストレスを和らげて健康的な睡眠が取れるように、お休み前のマッサージで身体と心をいたわってみましょう。

お腹がつらい!どうして?
通勤や通学中、大事な会議や試験中にお腹が痛くなるなど、主にストレスを感じたときに下痢や便秘になったこと、ありませんか?他に思い当たる病気がない場合や、下痢と便秘を交互に繰り返すといったパターンの場合は、過敏性腸症候群という症状かもしれないんです。
こうした症状で困っている人は、精神的なストレスや不規則な生活などで心身が疲れている場合があります。下痢などの症状があまりにもひどかったりひんぱんに起こるのであれば、医師の診察や服薬などの治療が必要です。
それだけでなく、気軽にできる対策としてはセルフケアも効果的!つらい症状を和らげるためにマッサージで身体をリラックスさせてあげてはどうでしょう。

オイルマッサージでお腹と心にいたわりを!
マッサージのときには、肌によいオイルをプラスして行うと効果的。さまざまなオイルやボディクリームなどがありますが、オススメはローズヒップオイルです。
ローズヒップオイルは、バラの果実“ローズヒップ”の種から作られるオイルです。ローズヒップの果実はハーブティーなどの材料になりますが、オイルは食用よりもボディケアに使われることが多いのです。
ローズヒップオイルは肌の上でなじみがよく、のびやすいオイルです。そのためマッサージオイルのベースとなるキャリアオイルとして使われています。皮膚に残った日焼けや傷、肉割れなどの緩和にも効果的といわれています。お腹をいたわりながら、美肌ケアもできるんですね。
マッサージに使うオイルは数滴を手のひらに取って温めてから、マッサージする場所につけましょう。ただし、下痢の症状がひどい場合には、マッサージなどの刺激でも強すぎて症状が悪化してしまうことがあります。こんなときは、ムリをせずにお休みしましょう。
寝る前や入浴後の穏やかなマッサージは身体をリラックスさせることができるのでオススメです。ストレスを和らげて、健康な眠りを誘うことができます。マッサージでお腹と心にいたわりを!良質のオイルを使ったマッサージをお休み前の習慣にしてはいかがでしょうか?

<参考文献>
■University of Maryland Medical Center(メリーランド大学医療センター)
『Irritable bowel syndrome-Complementary and Alternative Therapies』
■Spiritual Scents
『WHAT ARE CARRIER OILS?』
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
ローズヒップオイルを使用していない人は、年に1回以上、下痢になるリスクが8.88倍になります。
A: ローズヒップオイルを使用していますか?
B: 年に1回以上、下痢になりますか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
1.4%
4人 |
98.6%
285人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
0.35%
1人 |
1.04%
3人 |
73.7%
213人 |
24.91%
72人 |
Z検定値 | 1.63 |
---|---|
オッズ比 | 8.88 |
信頼度 | 89.6% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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