解説
暑い夏のエアコン冷房、快適ですよね。ですが、冷房の設定温度と外の気温との温度差が5度以上になると、体温を調節する役目を持つ自律神経の働きに負担がかかってしまいます。自律神経が乱れると肩こりや頭痛、腰痛などになりやすくなるのです。涼しくて快適でも、後でつらい肩こりに悩まされるのでは、ちょっと考えもの。
エアコン肩こりの対策は3つあります。
1.風通しをよくして冷房の使用を減らします。
2.扇風機を一緒に回して体感温度を下げます。
3.エアコンの設定温度は28度くらいがベストです。
寒い冬、少しでもはやく暖まりたいですよね。ですが、エアコン暖房は部屋の天井近くはよく暖めますが、床付近は冷えたままのことが多いのです。顔や身体は暖かくても足元だけ寒いまま!そうなると身体が縮こまって肩こりを感じやすくなります。頭からつま先まで暖かく!メインの暖房にはエアコンでないものをおススメします。

<参考文献>
■近畿大学工学部研究報告 No.45, 2011年
『同様なPMV が保たれた場合における壁放射暖房とエアコン暖房の温度差に関する研究』
■国立研究開発法人 建築研究所 建築研究資料No.154号2014(平成26年)2月
『住宅の高断熱化目標水準に関する基礎調査』
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
エアコンをよく使う生活をおくっている人は、人よりも肩がこりやすいリスクが2.28倍になります。
A: エアコンをなるべく使わない生活をおくっていますか?
B: 人よりも肩がこりやすいですか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
59.0%
170人 |
41.0%
118人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
29.51%
85人 |
29.51%
85人 |
28.47%
82人 |
12.5%
36人 |
Z検定値 | 3.3 |
---|---|
オッズ比 | 2.28 |
信頼度 | 99.9% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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