解説
うつ病のリスクを減らす食事って、あるのでしょうか?野菜や果物、魚介類、豆、ナッツ、オリーブオイルを多く食べる。そしてハムやソーセージなどの加工肉は少なめ。こんな食生活がオススメのようです。
こうした食生活では、ナッツやオリーブオイルなど不飽和脂肪酸とビタミンB群や葉酸が豊富な食材をたっぷり取れることがよいのではないかと考えられています。
ピーナッツは、オレイン酸などの不飽和脂肪酸と、ビタミンB1やビタミンB6を多く含みます。また、“セレン”という、不足するとうつ病につながるといわれる栄養素も含んでいます。サプリメントではセレンの取りすぎになりやすいので、食事で自然に取ることが理想的なんです。
ただし、ピーナッツは塩分や油脂を多く含みますので、食べすぎには気をつけましょう。殻ごとゆでた油脂の少ない落花生などで、1日あたり多くても30粒くらいまでなら大丈夫です。
おいしく食べて、笑顔のたえない素敵なあなたを維持してくださいね。

<参考文献>
■リンク・デ・ダイエット 世界の最新健康・栄養ニュース
『果物や野菜は身体だけでなく心も守ります』
■The Independent
『How to beat depression with the right diet』
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
週に1回以上、ピーナッツを食べていない人は、人よりも気持ちが落ち込みやすくなるリスクが2.57倍になります。
A: 週に1回以上、ピーナッツを食べていますか?
B: 人よりも気持ちが落ち込むことは多いですか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
14.2%
41人 |
85.8%
247人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
4.86%
14人 |
9.38%
27人 |
48.96%
141人 |
36.81%
106人 |
Z検定値 | 2.73 |
---|---|
オッズ比 | 2.57 |
信頼度 | 99.3% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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