目の疲れは朝型生活で予防しよう
リスク
2.23倍

目の疲れは朝型生活で予防しよう

朝型の生活をおくっていない人は、目の奥がズキズキと痛むリスクが2.23倍になります。

解説

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長時間の読書やパソコン操作のあとに、目がズキズキ痛むことはありませんか?

目は、目の筋肉が動くことで、目のまばたきや目の表面を覆う涙の量を調節しています。しかし、自律神経が乱れると目の筋肉がうまく動かず、目がかすんだりピントが合わせづらくなり、目がズキズキ痛む原因となります。

そんな方におすすめしたいのが、朝型の生活です。まずは朝に太陽の光を浴びてみましょう。朝に太陽の光を浴びることで、自律神経の働きが正常になり、目の疲れを防止できるのです。

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夜更かしは目の疲れのもと

目がズキズキする原因として、目の筋肉に負担がかかっているということが考えられます。長時間の読書やパソコンの使用で、まばたきの回数が減っていたり目の表面の涙の量が少なくなると、目が乾いてしまってドライアイになってしまうことがあるんです。ドライアイで目が見えづらい状態のまま、目は無理にピントを合わせようとします。これが目の負担になるんですね。

まばたきの回数や涙の量といった目の状態をコントロールしているのは、自律神経という神経です。
夜更かしをすると自律神経の働きが乱れて、ドライアイにつながりやすくなります。

また、目の周りには左右それぞれ、なんと6本もの筋肉が取り巻いていて、目(眼球)を動かしているのです。近くを見るときは目が内側に向くように、遠くを見るときは目が外側に向くように、目の方向を調整する、という複雑な動きをしています。

夜更かしは、この筋肉を長時間にわたって無理やり動かすことになってしまうので、目が疲れてズキズキ痛んでしまうのです。

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太陽の光で自律神経を整えよう

では自律神経の働きをよくするには、どのようにしたらいいのでしょうか?

自律神経は、身体の24時間サイクルにあわせ、活動的な昼間には交感神経が、休息している夜は副交感神経がつかさどるように働いています。自律神経が正しく働くようにするためには、午前中に太陽の光を浴びることが大切です。目の疲れが解消するだけでなく健康にもいいので、ぜひ朝型の生活リズムをはじめて、朝に太陽の光を浴びてみてください。

もしも、目のズキズキした痛みだけではなく、急に視野が狭くなるという症状がある場合には、眼圧が上がって神経を圧迫するという緑内障の可能性があります。緑内障は40代でも発症することがあり、進行すると失明につながる病気です。早めに眼科を受診しましょう。

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<参考文献>
■第一三共ヘルスケア くすりと健康の情報局
『眼精疲労の原因』

■厚生労働省 e-ヘルスネット
『概日リズム睡眠障害』

■日本眼科学会
『緑内障』

編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

朝型の生活をおくっていない人は、目の奥がズキズキと痛むリスクが2.23倍になります。

A: 朝型の生活をおくっていますか?
B: 目の奥がズキズキと痛むことがありますか?

A
はい いいえ
61.1%
176人
38.9%
112人
B
はい いいえ はい いいえ
11.46%
33人
49.65%
143人
13.19%
38人
25.69%
74人
Z検定値 2.91
オッズ比 2.23
信頼度 99.6%
集計数:288人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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