解説
目が乾いててひりひりする、目の中がゴロゴロとして気になる、妙にまぶしいといった症状を経験したことがあるでしょうか?もしあるなら、それはドライアイかもしれません。
ものが見づらい上に、コンタクトレンズが使えないなど日常生活でも困るドライアイですが、なにが原因でなってしまうのでしょうか?
乾いた空気の中にいて目が乾いてしまったり、パソコンやスマートフォンの見すぎなどがまず原因にあります。これは納得しやすいですが、糖尿病とも関連があるというと、ちょっとびっくりしますよね。
目を潤す涙の量やまばたきの回数は、体の調子を整える自律神経によって調節されています。糖尿病からくる神経症では、この自律神経の働きが悪くなり、涙やまばたきが減ってドライアイになるといわれているんです。
ところで、キャンディーはお好きでしょうか?キャンディーは、砂糖や水あめから作られています。たくさん食べすぎると、血液中の糖分が増えて血糖値が急に上がる“血糖値スパイク”、または“グルコーススパイク”を起こしやすくなり、長い間に糖尿病の症状につながっていくのです。キャンディーの食べすぎは、糖尿病からくるドライアイになりやすくなるかもしれませんので、要注意です。

<参考文献>
■American Diabetes Association(アメリカ糖尿病学会)
『Don’t Cry: Dry Eyes Linked to Nerve Disease in People With Type 2 Diabetes』
■日本眼科学会
『ドライアイ』
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
キャンディ(飴)を食べている人は、人よりも目が乾きやすくなるリスクが2.19倍になります。
A: キャンディ(飴)をなるべく食べないようにしていますか?
B: 人よりも目が乾きやすいですか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
58.3%
168人 |
41.7%
120人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
16.67%
48人 |
41.67%
120人 |
19.44%
56人 |
22.22%
64人 |
Z検定値 | 3.15 |
---|---|
オッズ比 | 2.19 |
信頼度 | 99.8% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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