口臭予防に柿!ほかにもいいこといっぱい
リスク
4.18倍

口臭予防に柿!ほかにもいいこといっぱい

柿を皮ごと食べていない人は、人よりも自分の口臭が気になりやすくなるリスクが4.18倍になります。

解説

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ほかの人の口臭。とても気になりますよね。それと同時に「自分もそうかも…」と心配になってしまう人も多いと思います。口臭が強くなってしまう原因には、唾液不足で口が渇いていることが挙げられます。また、歯周病が原因となる場合もあります。そして、ニンニクなどの強い臭いの食べ物やお酒をたくさんとると、どうしても口臭は強くなってしまいます。

唾液不足を防いで歯の汚れをとるには、硬くてしっかり噛んで食べる食べ物が必要。そこで、秋冬のデザートには、口の中をさっぱりとさせてくれる、生の甘柿をどうぞ。コリコリ、サクッとして硬く、唾液の分泌を増やして、歯の汚れを寄せ付けません。口の中を清潔にするには、果肉だけよりも硬い皮ごと食べる方がより効果的です。

お酒が原因の口臭ですが、これはアルコールが体内で分解されたときにできる、二日酔いの元になる物質が関係しています。柿に含まれるポリフェノールの一種“タンニン”は、この物質の分解を助けてくれる上に、身体の外へ排出するのを早めてくれるんです。お酒の飲み過ぎによる口臭だけでなく、二日酔い防止にも役立つのです。

さらに、柿にはビタミンCも多く含まれています。それだけでなく、柿の皮には肌の美白効果も期待できるポリフェノールも含まれているのです。お口がすっきりとした上に、透明感のあるお肌も期待できちゃうかもしれません。

さて、柿の旬は9月から11月ごろです。いろいろな品種が出回りますが、硬めの食感を楽しむなら種無しで食べやすい“次郎柿”などがオススメです。皮ごとの柿は、唾液を増やして口臭予防、二日酔い防止にお肌の美白効果と良いことずくめ。今年の秋は、柿で美味しくお口の清潔を守りましょう。

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<参考文献>
■白鳥早奈英、板木利隆監修 高橋書店
『もっとからだにおいしい 野菜の便利帳』

■文部科学省
『日本食品標準成分表 2015年版(七訂)』

執筆 : 麓加誉子
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

柿を皮ごと食べていない人は、人よりも自分の口臭が気になりやすくなるリスクが4.18倍になります。

A: 柿を皮ごと食べていますか?
B: 人よりも自分の口臭が気になりますか?

A
はい いいえ
6.1%
42人
93.9%
643人
B
はい いいえ はい いいえ
0.73%
5人
5.4%
37人
33.87%
232人
60.0%
411人
Z検定値 3.19
オッズ比 4.18
信頼度 99.8%
集計数:685人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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