解説
便秘とは、便の水分が少なくなって便が硬くなっている状態や、便の通り道である腸管が狭くなり排便がしにくくなった状態をいいます。腸内にはさまざまな細菌が生息していますが、腸内細菌中のビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が占める割合を増やすことが、便秘予防に大切だと考えられています。
乳酸菌と聞くとヨーグルトなどの乳製品を思い浮かべるかもしれませんが、ぬか漬けや納豆など多くの発酵食品に含まれています。
中でもキムチの乳酸菌は胃酸に強いことが知られており、ほかの乳酸菌と比べて、生きて腸に届く確率が高いとされています。便秘改善にキムチを食べてみるのも良いかもしれません。

統計データ
週に1回以上、キムチを食べていない人は、月に1回以上、便秘になりやすくなるリスクが2.15倍になります。
A: 週に1回以上、キムチを食べていますか?
B: 月に1回以上、便秘になりますか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
14.1%
84人 |
85.9%
513人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
4.02%
24人 |
10.05%
60人 |
39.7%
237人 |
46.23%
276人 |
Z検定値 | 3.02 |
---|---|
オッズ比 | 2.15 |
信頼度 | 99.7% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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