週1の味噌汁で医者いらず
リスク
5.0倍

週1の味噌汁で医者いらず

週に1回以上、味噌汁を飲んでいない人は、2年以内に、何かしらの重い病気を患いやすくなるリスクが5.0となります。

解説

日本の伝統的な発酵食品である、味噌。わたしたちにとってなじみ深いこの食品ですが、実は健康にいいことだらけなんです。

味噌には、腸の中の善玉菌を増やし、お腹の調子を整える働きがあります。さらに女子栄養大学の五明紀春元副学長によると、味噌はコレステロール上昇予防、血糖値改善、高血圧改善効果を持つそうです。血糖値が急上昇・急降下する“血糖値スパイク(グルコーススパイク)”防止にもいいかもしれません。

こんなにたくさんの効果があるなんて、まさに医者いらずの食品!

そんな味噌を最も手軽に食べられるのが、味噌汁です。出汁と味噌を合わせるだけでこの効果を取り入れられるなんて、とっても簡単ですよね。

そして味噌汁は、寒い季節はもちろん、「暑いときに熱いものはちょっと…」と敬遠しがちな、夏にこそ飲みましょう。冷たいものばかり食べてお腹が冷えると、腸の働きが鈍くなって便秘や腹痛になりやすくなります。すると、むくみや肥満の原因にもなってしまうんです。そこで味噌汁を飲むことで、お腹が温まり、腸ももとの元気な調子に戻っていきます。

塩分の取り過ぎが気になる方は、野菜や肉などで具だくさんにしてみてください。具から出る旨みによって、味噌の量を控えることができますよ。

58363

<参考文献>
■香川芳子著、 監修 女子栄養大学出版部
『食品成分表2015』

■石原新菜著 祥伝社
『これだけは知っておきたい最新女性の医学常識78』

■藤田紘一郎著 大和書房
『アレルギーの9割は腸で治る!』

■五明紀春 女子栄養大学
『味噌の科学と食塩』

編集 : 日本健康情報センター


統計データ

週に1回以上、味噌汁を飲んでいない人は、2年以内に、何かしらの重い病気を患いやすくなるリスクが5.0となります。

A: 週に1回以上、味噌汁を飲んでいますか?
B: ここ2年以内に、何かしらの重い病気を患いましたか?

A
はい いいえ
72.9%
210人
27.1%
78人
B
はい いいえ はい いいえ
2.08%
6人
70.83%
204人
3.47%
10人
23.61%
68人
Z検定値 3.28
オッズ比 5.0
信頼度 99.8%
集計数:288人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

関連記事

広告

my healthyは書籍や論文から集めた約28万通りの健康法を統計で厳選して、定期的に発信しています。