解説
外食や市販のお弁当によくある特徴は、“油脂”が多いこと。油脂類はもともと消化しにくい栄養素です。しっかり消化液と混ざって上手に消化吸収できないと、胃や腸に残ってしまい、胸やけや腹痛、下痢などの原因につながってしまうのです。
お総菜やファーストフードなどの揚げ物や油ものは、何度も同じ油を使用している場合もあります。その場合、酸化している油脂が使われているおそれがあるのです。酸化した油脂を取りすぎると、消化不良による下痢を引き起こすことがあります。また、酸化した油脂は、老化につながる活性酸素を増やし、ガンなどの原因にもなってしまいます。手作りの料理やお弁当を食べて、酸化した油脂の摂取を避けましょう!

<参考文献>
■三和ケミカル工業株式会社
『食用油の劣化評価法』
執筆 : 管理栄養士キクチエミコ
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
週に1回以上、手作りの料理や弁当を食べていない人は、週に1回以上、下痢になりやすくなるリスクが3.79倍になります。
A: 週に1回以上、手作りの料理や弁当を食べていますか?
B: 週に1回以上、下痢になりますか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
88.0%
272人 |
12.0%
37人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
11.0%
34人 |
77.02%
238人 |
4.21%
13人 |
7.77%
24人 |
Z検定値 | 3.6 |
---|---|
オッズ比 | 3.79 |
信頼度 | 99.9% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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