揚げ物をよく食べると風邪を引きやすい!?
リスク
2.45倍

揚げ物をよく食べると風邪を引きやすい!?

揚げ物をよく食べている人は、年に1回以上、喉の痛みや鼻水から熱が出る風邪を引きやすくなるリスクが2.45倍になります。

解説

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「何だか風邪気味だなあ」と感じ、思い返してみると最近の食事は揚げ物ばかり、なんてことはありませんか?実は、揚げ物は免疫力を低下させてしまうんです!

免疫力を低下させる原因は、“過酸化脂質”。過酸化脂質とは、中性脂肪などが活性酸素によって酸化されたものです。過酸化脂質は、胸腺や脾臓(ひぞう)といった免疫に関わる部位に影響を与え、免疫力を低下させてしまいます。

揚げ物は作ってから時間が経てば経つほど空気と反応して酸化し、過酸化脂質に変化します。それを食べることは体内の過酸化脂質を増やすことにつながってしまうのです。

どうしても揚げ物が食べたいときは、新鮮な油を使った揚げ物を、できるだけ揚げたてで食べましょう。また、酸化を防ぐビタミンCとビタミンEを一緒にとるようにしましょう。風邪を引きやすくなったら免疫力が低下しているのかもしれませんので、揚げ物は控えるようにするといいですね。

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<参考文献>
■厚生労働省 e-ヘルスネット
『過酸化脂質』

■KAKEN
『過酸化脂質の生体免疫系破壊に関する研究』

執筆 : 医師 春田萌
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

揚げ物をよく食べている人は、年に1回以上、喉の痛みや鼻水から熱が出る風邪を引きやすくなるリスクが2.45倍になります。

A: 揚げ物を食べないようにしていますか?
B: 年に1回以上、喉の痛みや鼻水から熱が出る風邪を引きますか?

A
はい いいえ
14.9%
46人
85.1%
263人
B
はい いいえ はい いいえ
6.8%
21人
8.09%
25人
57.28%
177人
27.83%
86人
Z検定値 2.82
オッズ比 2.45
信頼度 99.5%
集計数:309人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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