解説

ふとんに入っていた時間は十分なはずなのに、眠りが浅く眠った感じがしない…。睡眠の悩みには、こんな熟眠障害といわれるタイプがあります。生活リズムの変化やストレスのために自律神経の働きがうまくいっていないのかもしれません。
ニンジンの香り成分“テルペン”は、森林浴で感じる木の香りと同じ仲間で、自律神経の働きを整えてくれる作用があります。ニンジンの赤い色の元であるα‐カロテンには抗酸化作用が、ニンジンに含まれる食物繊維には血糖値を抑える効果もあり、糖尿病など生活習慣病から来る不眠の予防にもなります。
ニンジンの香りを楽しむなら、生の千切りをドレッシングであえたキャロットラペ(ニンジンサラダ)などがおすすめ。皮に近いほうが香りが強いので、よく洗って皮ごと食べましょう。

<参考文献>
■KNUダイエット 食材百科事典
『ニンジン』
■文部科学省
『日本食品標準成分表 2015年版(七訂)』
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
週に1回以上、ニンジンを食べていない人は、眠りが浅くなりやすくなるリスクが2.31倍になります。
A: 週に1回以上、ニンジンを食べていますか?
B: 眠りが浅いですか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
75.7%
234人 |
24.3%
75人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
28.8%
89人 |
46.93%
145人 |
14.24%
44人 |
10.03%
31人 |
Z検定値 | 3.14 |
---|---|
オッズ比 | 2.31 |
信頼度 | 99.8% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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