解説

休日だからといって、いつもより長めに寝てしまうことはありませんか?睡眠時間があまり長いと水分不足になりがちです。また、週末にお酒を飲んで、そのまま寝てしまうなんてこともあるのではないでしょうか。アルコールには利尿作用がありますので、さらに翌日の水分不足につながります。
身体の水分が不足してくると、血液がドロドロになり、体内に栄養が行き届かなくなることで疲れがとれにくくなります。また、血管の流れが悪くなると、体内へ酸素を運ぶ力も弱くなり、頭痛や吐き気などにもつながります。休日といっても寝過ぎはほどほどにして、朝起きたらコップ1杯の水を飲み、睡眠中に放出された水分を補いましょう。

<参考文献>
■厚生労働省
『健康づくりのための睡眠指針 2014』
■立屋敷哲他著 女子栄養大学出版部
『水と健康―安全とおいしさを考える』
執筆 : 管理栄養士キクチエミコ
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
休みの日に寝過ぎてしまう人は、起床時に吐き気がすることが多くなるリスクが5.88倍になります。
A: 休みの日でも寝過ぎないようにしていますか?
B: 起床時に吐き気がすることはありますか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
49.8%
154人 |
50.2%
155人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
1.29%
4人 |
48.54%
150人 |
6.8%
21人 |
43.37%
134人 |
Z検定値 | 3.53 |
---|---|
オッズ比 | 5.88 |
信頼度 | 99.9% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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