解説
スナック菓子は高脂肪・高炭水化物の塊で、これらを消化吸収するために体中のビタミンを奪ってしまいます。
健康な身体を維持するために使われるはずのビタミンが無駄に消費されてしまうと、免疫力が低下し、ウイルスに弱い体質になってしまい、風邪を引きやすくなってしまうのです。
ビタミンCは喉や鼻の粘膜を健康に保つコラーゲンを作るために必要なビタミンです。かんきつ類やブロッコリー、ホウレン草、キャベツなど、果物や野菜に多く含まれています。
1日に必要なビタミンCの量は100mg。生のキャベツなら250g、ゆでブロッコリーなら200gくらい、キウイフルーツなら2個くらいでとることができます。ただ、1種類の野菜や果物で1日に必要なビタミンCの全量を食べるのは大変なので、1日に何回かに分けて毎食食べるように心がけましょう。

<参考文献>
■生田哲著 講談社
『ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く』
編集 : 日本健康情報センター
統計データ
スナック菓子をよく食べている人は、年に1回以上、喉の痛みや鼻水から熱が出る風邪を引くリスクが2.45倍になります。
A: スナック菓子を食べないようにしていますか?
B: 年に1回以上、喉の痛みや鼻水から熱が出る風邪を引きますか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
33.0%
102人 |
67.0%
207人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
16.5%
51人 |
16.5%
51人 |
47.57%
147人 |
19.42%
60人 |
Z検定値 | 3.62 |
---|---|
オッズ比 | 2.45 |
信頼度 | 99.9% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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