ほうれん草の栄養素と集中力
リスク
1.67倍

ほうれん草の栄養素と集中力

週に1回以上、ほうれん草を食べていない人は、人よりも集中力が続かなくなるリスクが1.67倍になります。

解説

脳に十分な栄養が届かなくなると、頭がボーっとしたり、集中力が切れたりします。脳の栄養となるのは糖質(炭水化物)ですが、糖質は代謝されてグルコースの形にならないと脳には入っていけません。その糖質の代謝に必要不可欠なのがビタミンB1です。

また、脳にはたくさんの神経が通っていて、この神経伝達にはカルシウムが重要な働きをしています。

ほうれん草には、糖質の代謝に必要不可欠なビタミンB1や、糖質の代謝に必要な酸素を運ぶ赤血球の材料となる葉酸や鉄、脳の神経伝達に関わっているカルシウムなど、さまざまなビタミンやミネラルが含まれています。受験シーズンに食べたい、集中力アップを助けてくれる緑黄色野菜ですね。

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<参考文献>
■杉田浩一他編 医歯薬出版株式会社
『日本食品大事典 第3版』

■厚生労働省 e-ヘルスネット
『緑黄色野菜』

執筆 : 管理栄養士キクチエミコ
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

週に1回以上、ほうれん草を食べていない人は、人よりも集中力が続かなくなるリスクが1.67倍になります。

A: 週に1回以上、ほうれん草を食べていますか?
B: 人よりも集中力が続かないほうですか?

A
はい いいえ
29.8%
352人
70.2%
830人
B
はい いいえ はい いいえ
9.48%
112人
20.3%
240人
30.8%
364人
39.42%
466人
Z検定値 3.86
オッズ比 1.67
信頼度 99.9%
集計数:1182人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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