解説
楽しいお酒を飲んだ翌日、やってくるのがつらい二日酔い。あんなに飲まなければよかった…なんて経験のある方も多いのでは?
実は、簡単にできる日ごろの習慣で、お酒に強い身体を作るコツがありました!
なんとそれは、早歩き。今からでも始められる歩き方と、二日酔いしにくい身体にどんな関係があるのでしょう?
そもそも二日酔いの原因は、アルコールが肝臓で分解されてできる“アセトアルデヒド”という有害物質。この物質はそのあとさらに体内で酢酸に分解され、全身の筋肉に運ばれて、二酸化炭素と水になって身体の外に出て行きます。有害物質から害のない酢酸に変わるところで時間がかかってしまうと、二日酔いになってしまうんですね。
つまり、アルコール分解のかなめは、筋肉。一般的に、身体が大きく筋肉量の多い男性のほうが、女性よりもお酒に強いのは、筋肉がアルコールを分解する働きの一部を担っているためなんです。
早歩きは、運動効果が高くて筋肉を維持するために役立ちます。意識的に運動をするのは大変、という方にもすぐにできる、ちょっとした心がけですよね。
今日からさっそく早歩きして、二日酔いになりにくい身体作りを目指しましょう!

<参考文献>
■厚生労働省 e-ヘルスネット
『アルコールの吸収と分解』
■厚生労働科学研究
『正しいお酒との付き合い方~そんなに飲んでも大丈夫?~』
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
できるだけ早歩きをしていない人は、人よりも二日酔いになりやすくなるリスクが4.11倍になります。
A: できるだけ早歩きをしていますか?
B: 人よりも二日酔いになりやすいですか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
39.2%
113人 |
60.8%
175人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
1.74%
5人 |
37.5%
108人 |
9.72%
28人 |
51.04%
147人 |
Z検定値 | 3.01 |
---|---|
オッズ比 | 4.11 |
信頼度 | 99.7% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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