薄毛を予防するのはキスだった!
リスク
3.31倍

薄毛を予防するのはキスだった!

月に1回以上、キスをしていない人は、同年代の人よりも薄毛になりやすくなるリスクが3.31倍になります。

解説

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なぜ髪の量とキスが関係するのでしょうか。それはホルモンと関係があります。

ひとつは、ストレスを受けると増えるストレスホルモン、“コルチゾール”。ストレスが多いと頭皮の血流が減り、髪の皮脂も酸化しやすくなります。その結果、毛根に炎症を起こして薄毛になってしまいます。しかし、2009年に行われた実験で、キスをするとコルチゾールが減少したと報告されました。つまり、キスはストレスを減らすといえますね。

もうひとつは、女性ホルモンのひとつである”エストロゲン”。エストロゲンは女性の髪に必要なホルモンであり、更年期になると髪が薄くなるのはこのエストロゲンが減少するためなのです。しかし、このエストロゲンはキスをすることで増加します。

こうしたホルモンの変化により、キスは薄毛を予防できると考えられるのです。

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<参考文献>
■AMERICAN ASSOCIATION FOR THE ADVANCEMENT OF SCIENCE
『Interview with Wendy L.Hill,Lafayette College(VIDEO)』

執筆 : 医師 春田萌
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

月に1回以上、キスをしていない人は、同年代の人よりも薄毛になりやすくなるリスクが3.31倍になります。

A: 月に1回以上、キスをしていますか?
B: 同年代の人よりも薄毛ですか?

A
はい いいえ
43.7%
135人
56.3%
174人
B
はい いいえ はい いいえ
2.59%
8人
41.1%
127人
9.71%
30人
46.6%
144人
Z検定値 3.0
オッズ比 3.31
信頼度 99.7%
集計数:309人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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