レバーを食べて、冷え性対策
リスク
4.06倍

レバーを食べて、冷え性対策

週に1回以上、レバー類を食べていない人は、冷え症になりやすくなるリスクが4.06倍になります。

解説

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冷え性で困っている女性の方、ダイエットのために肉や魚を控えたりしていないでしょうか?

肉や魚には、身体に吸収されやすい鉄が豊富に含まれています。鉄は、体温を上げるさまざまな反応にかかわっているんですよ。

鉄は赤血球の中のヘモグロビンの一部として酸素を身体中に運ぶ役割があります。酸素は身体を動かすエネルギーを作り出す呼吸という反応に不可欠ですが、この反応で熱が発生します。また、呼吸で使われる酵素を作るのにも鉄が関係しています。

さらに、身体が体温を上げようとしたときに分泌される、アドレナリンという神経の情報を伝える物質を作るためにも鉄が使われています。また、体温を上げるためのホルモンを作るのにも鉄が関わっています。つまり、鉄が不足すると身体が作り出せる熱の量が減り、冷えやすくなってしまうのですね。

特に、生理のある女性は鉄が不足しがち。鉄を美味しく取り入れるためには、肉類の中でも鉄の豊富なレバーがおすすめです。においや食感がちょっと苦手な人は、脂肪の少ない肉や魚の赤身を取り入れると良いでしょう。

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<参考文献>
■田中消化器科クリニック
『No.012 鉄不足の対策』

■佐野内科ハートクリニック
『貧血』

■女子栄養大学
『貧血予防に効く栄養素と食材』

執筆 : 志賀葉子
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

週に1回以上、レバー類を食べていない人は、冷え症になりやすくなるリスクが4.06倍になります。

A: 週に1回以上、レバー類を食べていますか?
B: 冷え性ですか?

A
はい いいえ
2.7%
16人
97.3%
581人
B
はい いいえ はい いいえ
0.67%
4人
2.01%
12人
55.95%
334人
41.37%
247人
Z検定値 2.59
オッズ比 4.06
信頼度 99.0%
集計数:597人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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