解説
ニラに含まれる、ビタミンB群は頭痛を予防する効果があるといわれています。特に糖質の代謝、脳や神経系の働きを正常化させるビタミンB1、糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関わるビタミンB2は頭痛予防に効果的なビタミンです。
ビタミンB群は身体にためておけないビタミンなので、毎日少しずつ補給することが大切です。頭痛持ちの方は、ニラを週に1回は意識して食べましょう。また、白米をとっている人は玄米に代えてみましょう。玄米は白米よりもビタミンB1を多く含んでいるので、毎日効果的にビタミンB1をとることができます。
また、糖質や脂質、たんぱく質の代謝には、さまざまなビタミンが相互に協力し合って働いています。ビタミンB群単独でとるのではなく、ほかのビタミンと組み合わせてとるのがおすすめです。ニラには、ビタミンEなどのほかのビタミンも豊富に含まれているので理想的ですね。ビタミンEには、身体を温め血流をよくする働きもあるので、頭痛予防の効果アップも期待できますよ。

<参考文献>
■広瀬寛監修、阿部芳子著 ナツメ社
『あなたを元気にするビタミン—正しい知識ととり方がわかる』
■飛鳥薬局
『お薬研究所:2011年2月号-#3』
執筆 : 管理栄養士 高橋美枝
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部
統計データ
週に1回以上、ニラを食べていない人は、年に1回以上、頭痛になりやすくなるリスクが2.09倍になります。
A: 週に1回以上、ニラを食べていますか?
B: 年に1回以上、頭痛になりますか?
A | |
---|---|
はい | いいえ |
13.9%
83人 |
86.1%
514人 |
B | |||
---|---|---|---|
はい | いいえ | はい | いいえ |
8.04%
48人 |
5.86%
35人 |
63.82%
381人 |
22.28%
133人 |
Z検定値 | 3.06 |
---|---|
オッズ比 | 2.09 |
信頼度 | 99.7% |
- ・オッズ比
AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。 - ・信頼度
信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
(統計学のZ検定を使用)
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