楽しく運動して片頭痛を克服
リスク
2.75倍

楽しく運動して片頭痛を克服

週に1回以上、汗をかくような運動をしていない人は、頭の片側が痛むことが多くなるリスクが2.75倍になります。

解説

片頭痛の症状で多いのが、頭の片側で脈打つような痛み。慢性片頭痛では、このような頭痛が月に15日以上くり返し起き、それが3か月以上続くことが多いといいます。

片頭痛の予防には、頭を支えている首から肩の筋肉の過剰な緊張を柔らかくすることや、楽しく身体を動かすことが有効とされています。

汗をかくような運動をして「ハア、ハア」と大きな呼吸をすると、呼吸に関連する首から肩の筋肉がとても自然な動きでストレッチされることになり、筋肉の過剰な緊張を改善させる効果があると考えられます。

さらに、運動をすることで血液の循環が良くなるため、痛みのもとになる物質を除去する効果や、筋肉で血流が減ることから生じる痛みを減らす効果も期待できるのです。

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<参考文献>
■日本頭痛学会
『1日2分の頭痛体操』

■日本ペインクリニック学会
『日本ペインクリニック学会』

執筆 : 理学療法士 田中渉
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

週に1回以上、汗をかくような運動をしていない人は、頭の片側が痛むことが多くなるリスクが2.75倍になります。

A: 週に1回以上、汗をかくような運動をしますか?
B: 頭の片側が痛むことは多いですか?

A
はい いいえ
17.5%
54人
82.5%
255人
B
はい いいえ はい いいえ
3.24%
10人
14.24%
44人
31.72%
98人
50.81%
157人
Z検定値 2.79
オッズ比 2.75
信頼度 99.4%
集計数:309人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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