減量には日本酒をチョイス!意外な効果あり
リスク
4.7倍

減量には日本酒をチョイス!意外な効果あり

月に1回以上、飲み過ぎない程度に日本酒を飲んでいない人は、3年以内に、ウエストがきつくて服が着られなくなりやすくなるリスクが4.7倍になります。

解説

日本酒には、胃を守るたんぱく質の素であるアミノ酸が豊富に含まれています。そのため、日本酒は、ワインなどに比べると胃を刺激しにくいお酒といえます。

ビールやワインなどに合わせるおつまみは、から揚げ、フライなどの揚げ物や、脂肪分が多いチーズや肉類などが多くなりがちです。ついついカロリーが高く、脂肪分の多いものを取ってしまい、体重増につながりやすくなります。

一方、日本酒のおつまみの定番である、刺身や冷奴、卵焼き、焼き魚などは、カロリー控えめでヘルシー。体重や体脂肪が増えるリスクが下がりますね。

また、日本酒に含まれる酒粕には、デンプンがブドウ糖に分解されるのを妨ぐ物質が含まれています。そのため、ゆっくりと血糖値をあげてくれますので、脂肪が合成されにくいのです。ダイエット効果も期待できそうですね。洋酒党の方で、「最近、ウエスト周りがきつくて服を買い換えた…」という人は、この機会に日本酒をチョイスしてみてはいかがでしょうか?

ただし、どんなお酒でもアルコールの飲みすぎは長期的には肥満や脂肪肝につながります。1日に多くても1合までを目安にしましょう。

48139

<参考文献>
■酒井酒造株式会社
『蔵元だより 其の71お酒とダイエット』

■Digestive Diseases and Sciences
『Less Irritative Action of Wine and Japanese Sake in Rat Stomachs:A Comparative Study with Ethanol』

執筆 : 管理栄養士 高橋美枝
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

月に1回以上、飲み過ぎない程度に日本酒を飲んでいない人は、3年以内に、ウエストがきつくて服が着られなくなりやすくなるリスクが4.7倍になります。

A: 月に1回以上、飲み過ぎない程度に日本酒を飲んでいますか?
B: ここ3年以内に、ウエストがきつくて服が着られなくなったことがありますか?

A
はい いいえ
11.0%
34人
89.0%
275人
B
はい いいえ はい いいえ
0.97%
3人
10.03%
31人
27.83%
86人
61.17%
189人
Z検定値 2.73
オッズ比 4.7
信頼度 99.3%
集計数:309人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

関連記事

広告

my healthyは書籍や論文から集めた約28万通りの健康法を統計で厳選して、定期的に発信しています。