ジャンクフード過多は疲れやすさの原因?!
リスク
2.22倍

ジャンクフード過多は疲れやすさの原因?!

ジャンクフードをよく食べている人は、人よりも疲れが取れにくくなるリスクが2.22倍になります。

解説

ジャンクフードは、ハンバーガーや手軽に食べられる菓子パン、ドーナッツ、スナック菓子、インスタント麺などさまざまな種類があります。

これらは、高カロリーで脂肪分や塩分が高め、ビタミン、ミネラル、食物繊維が少な目なので、頻繁に食べていると、栄養バランスを崩しやすく疲れやすくなるリスクが高まります。

たとえば、ハンバーガーやポテト、菓子パン、ドーナッツ、丼物のご飯など糖質が多い食事では、糖質をエネルギーに変えるときに欠かせないビタミンB1が不足しやすく、乳酸などの疲労物質が増えてしまいます。

また、ビタミンB2が不足すると目の疲労(眼精疲労)を感じることがあります。ビタミンB2が多い動物性の食品といえば、豚や牛、鶏のレバーや小魚のイカナゴ、サバなどで、ジャンクフードの多い生活ではあまり食べる機会のないものばかりです。

ジャンクフードをよく食べている人は、食べる回数を見直すだけでなく、油で揚げたポテトの代わりにサラダや野菜スープを選ぶ、ご飯は少な目を選ぶ、菓子パンよりも食パンを選ぶなど食事のバランスを工夫してみることから始めてみましょう。

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<参考文献>
■菱田明、佐々木敏監修 第一出版
『日本人の食事摂取基準 2015年版』

■厚生労働省 e-ヘルスネット
『ファストフードのエネルギー(カロリー)』

執筆 : 管理栄養士 高橋美枝
編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

ジャンクフードをよく食べている人は、人よりも疲れが取れにくくなるリスクが2.22倍になります。

A: ジャンクフードを食べないようにしていますか?
B: 人よりも疲れが取れにくいほうですか?

A
はい いいえ
43.4%
134人
56.6%
175人
B
はい いいえ はい いいえ
16.5%
51人
26.86%
83人
32.69%
101人
23.95%
74人
Z検定値 3.42
オッズ比 2.22
信頼度 99.9%
集計数:309人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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