生き生きとした感情は、緑黄色野菜から
リスク
2.1倍

生き生きとした感情は、緑黄色野菜から

週に3回以上、緑黄色野菜を食べていない人は、人よりも感動することが少なくなるリスクが2.1倍になります。

解説

日々の生活がつまらない、ドラマや本を読んでも感動できない…そんな状態になってしまったら、つらいですよね。

意欲が低下する、気持ちが落ち込むなどの気分障害とよばれる状態は、栄養状態と関連があるといわれています。気分障害のひとつにうつ病がありますが、うつ病の患者さんの中でも特に男性は、身体の中の葉酸やビタミンB1やB6が少ないという報告があります。

葉酸は、ほうれん草、小松菜、春菊、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に、ビタミンB類は肉などのたんぱく質にたくさん含まれています。葉酸とビタミンB類をとるために、豚肉とほうれん草の常夜鍋、鶏ささみと小松菜の和え物、ブロッコリーと豚肉の炒め物など、緑黄色野菜と肉を一緒に食べることのできるメニューがおすすめです。

散歩の途中できれいな花を見つけて感動したり、ドラマ、本、人の話に共感して感動したり、おいしいものを食べて嬉しくなったり、そんな生き生きとした毎日をおくっていきたいですよね。そのためには、まずはしっかりと緑黄色野菜を食べるようにしましょう。

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<参考文献>
■川端輝江著 ナツメ社
『しっかり学べる! 栄養学』

■女子栄養大学 博士(栄養学 )学位論文
『うつ病患者の食生活と症状との関連~ 男女差、及び大うつ病性障害と双極性障害との比較 ~ 』

編集 : my healthy(マイヘルシー)編集部


統計データ

週に3回以上、緑黄色野菜を食べていない人は、人よりも感動することが少なくなるリスクが2.1倍になります。

A: 週に3回以上、緑黄色野菜を食べていますか?
B: 人よりも感動することが少ないほうですか?

A
はい いいえ
75.7%
218人
24.3%
70人
B
はい いいえ はい いいえ
22.57%
65人
53.13%
153人
11.46%
33人
12.85%
37人
Z検定値 2.66
オッズ比 2.1
信頼度 99.2%
集計数:288人
  • ・オッズ比
    AをしないとBになるリスクがX倍になることを示しています。
  • ・信頼度
    信頼度はデータの関連性の正しさを表しています。
    (統計学のZ検定を使用)
    >数値の見かたはこちら

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